・ ページ35
何故か…恵くんはピンピンとしている
毒が回ってない?
私は小さくため息を吐き、安心する
「五条先生から聞いた。呪力で毒を形成してるって。
今呪力を抜いたんじゃないのか?」
『…わからない』
まずその自身で毒を形成してるのなんて初めて知った
私は知らず知らずのうちに自分で猛毒を作り出して
自分で悲劇のヒロインぶっていたと言うのか
『兎に角もう、こういうことやめてほしい。
もっと好きになる。
てか私のファーストキスだし…』
恵くんは場が悪そうに少し頬を赤くしている。
何を伝えたいんだろう
「なんつーの、こういうの言う柄でもないけど。
好きなままでいい。そのままで。」
『また気遣ってるんでしょ。』
「気なんか遣ってたらき、キス…なんかしない」
初めて見る表情に私は心臓が痛くなる
私の事で考えてこんな照れているのか?
次は恵くんが目を合わせようとしてくれない
「多分、俺もAが」
恵くんが何かを言いかけたタイミングで奥で物音がした。
床に映っている二人分の影。
恵くんの頭には血管が浮き
怒った様子で見に行くと野薔薇と悠仁だった。
「お前らっ…!」
「いててててて!タンマタンマ!ごめんって!」
「私たちたまたま通りかかっただけだって!何も聞いてないっ!ガチで!」
悠仁の耳を引っぱたき、野薔薇にはデコピンをしている。
ついでに恵くんの耳も何故かとても真っ赤だった。
『…』
とりあえず私は恵くんに嫌われていない、嫌がられていないということ?
それだけで安心しきってしまう。
152人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこまくん(ΦωΦ) - 無理です尊いです好きです(?)あいしてす(?) (11月20日 19時) (レス) @page2 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - このおはなしがだいだいだいすきです!!続きがみたいです!!ぜひよろしくです!! (2022年4月1日 18時) (レス) @page17 id: 30a886adaf (このIDを非表示/違反報告)
らいら@らむ(プロフ) - 終わっちゃったアアアアアア!ご馳走さまでした...(?) (2022年2月25日 18時) (レス) @page50 id: 307fd0d364 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 初めまして。本編読みました。とても面白くあっという間に読み終わってしまいました!後日談希望します! (2022年2月10日 12時) (レス) @page17 id: 85d4e02d65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さやか | 作成日時:2022年1月17日 2時