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『五条先生〜!』
朝、私は五条先生に泣きつく
隣にはお兄ちゃんもいた。
「おーなしたなしたー」
『…』
涙が流れてばかりで言葉が出てこない
五条先生は落ち着けと言わんばかりに私の背中を摩った。
『私…高専追い出される…?』
「んーまず要件話さないとわかんないカモ!」
『あああだめだ追い出される』
再び大量の涙を流す私にお兄ちゃんも五条先生も手を焼いていた。
『術式が使えなくなってきた…』
「「え」」
--
朝からAが任務でいないらしい
おまけに五条先生も。
「あ、伏黒くん。」
「おはようございます。」
今は一応外部講師としてきてるAのお兄さん。
来週にはもう帰るらしい。
「この間話したかったけど伏黒くんいなかったから。」
「ああ、すみません」
なんだかお兄さんは神妙そうだった。
二人きりの空間が欲しいとのことで俺の部屋へ案内した。
「…実は伏黒くんにお願いごとがあって。」
「はあ。」
「話してた通り僕はもう来週には居なくなるんだけども。
Aについて、少し頼みたくてね。」
お兄さんは少し下を向いてから何かを決心したようだ
「僕は、Aを呪術師から退けたいんだ。」
「え?」
「僕とAは血が繋がってないんだけど
それでも戸籍上は兄妹だし大切な妹なんだ。
1度あの子の術式を見てもらったらわかるが自我を傷つけるもの。」
「でも、Aは呪術師続けたいんじゃないんですか?」
「あぁ。それでこの間言い合いしたんだ。
Aが家を出ていって高専に来たのもその事で口論してから。」
「…なら、俺は続けさせてあげるべきだと思います」
「…だよね。君ならそう言うと思った。
でもあの子の血液には猛毒が流れてる。
それも全て自分自身の呪力で作り出してるもの。
普通の女の子になって欲しいんだ。」
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ねこまくん(ΦωΦ) - 無理です尊いです好きです(?)あいしてす(?) (11月20日 19時) (レス) @page2 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - このおはなしがだいだいだいすきです!!続きがみたいです!!ぜひよろしくです!! (2022年4月1日 18時) (レス) @page17 id: 30a886adaf (このIDを非表示/違反報告)
らいら@らむ(プロフ) - 終わっちゃったアアアアアア!ご馳走さまでした...(?) (2022年2月25日 18時) (レス) @page50 id: 307fd0d364 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 初めまして。本編読みました。とても面白くあっという間に読み終わってしまいました!後日談希望します! (2022年2月10日 12時) (レス) @page17 id: 85d4e02d65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さやか | 作成日時:2022年1月17日 2時