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ページ30

『五条先生〜!』




朝、私は五条先生に泣きつく

隣にはお兄ちゃんもいた。




「おーなしたなしたー」

『…』




涙が流れてばかりで言葉が出てこない
五条先生は落ち着けと言わんばかりに私の背中を摩った。




『私…高専追い出される…?』

「んーまず要件話さないとわかんないカモ!」

『あああだめだ追い出される』




再び大量の涙を流す私にお兄ちゃんも五条先生も手を焼いていた。




『術式が使えなくなってきた…』

「「え」」





--




朝からAが任務でいないらしい

おまけに五条先生も。




「あ、伏黒くん。」

「おはようございます。」



今は一応外部講師としてきてるAのお兄さん。

来週にはもう帰るらしい。




「この間話したかったけど伏黒くんいなかったから。」

「ああ、すみません」




なんだかお兄さんは神妙そうだった。
二人きりの空間が欲しいとのことで俺の部屋へ案内した。




「…実は伏黒くんにお願いごとがあって。」


「はあ。」


「話してた通り僕はもう来週には居なくなるんだけども。

Aについて、少し頼みたくてね。」





お兄さんは少し下を向いてから何かを決心したようだ




「僕は、Aを呪術師から退けたいんだ。」


「え?」



「僕とAは血が繋がってないんだけど

それでも戸籍上は兄妹だし大切な妹なんだ。

1度あの子の術式を見てもらったらわかるが自我を傷つけるもの。」



「でも、Aは呪術師続けたいんじゃないんですか?」




「あぁ。それでこの間言い合いしたんだ。

Aが家を出ていって高専に来たのもその事で口論してから。」



「…なら、俺は続けさせてあげるべきだと思います」



「…だよね。君ならそう言うと思った。

でもあの子の血液には猛毒が流れてる。
それも全て自分自身の呪力で作り出してるもの。

普通の女の子になって欲しいんだ。」

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設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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ねこまくん(ΦωΦ) - 無理です尊いです好きです(?)あいしてす(?) (11月20日 19時) (レス) @page2 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - このおはなしがだいだいだいすきです!!続きがみたいです!!ぜひよろしくです!! (2022年4月1日 18時) (レス) @page17 id: 30a886adaf (このIDを非表示/違反報告)
らいら@らむ(プロフ) - 終わっちゃったアアアアアア!ご馳走さまでした...(?) (2022年2月25日 18時) (レス) @page50 id: 307fd0d364 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 初めまして。本編読みました。とても面白くあっという間に読み終わってしまいました!後日談希望します! (2022年2月10日 12時) (レス) @page17 id: 85d4e02d65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さやか | 作成日時:2022年1月17日 2時

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