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6歳を過ぎた頃、私は座敷牢に入れられた。
村長である父親。彼は忌子と会うと厄が付くと言って、会う機会はなかなかない。

前々から村の中で噂話を聞いていると、
じわじわとその日が近づいている事が伺えた

そうはいうものの、月日は流れると同時に私自身、策をとっていた。

実はこの生贄制度。
この村の近くにある湖で行われるのだが。
これを行なう際に、立ち会えるのは、
村長と生贄、黒龍の三人だけ。
そう考えると逃げる事はたやすい。
私は21世紀からきた人間なのに、
龍や鬼といった寓話に付き合って死ぬなんてまっぴらごめんだ。

勿論、シュミレーションはバッチリ。
まず、儀式の流れはこんな感じだ。贄を献上する儀式を終え、湖に浸かり龍神をまつ。
その時に足が縺れたフリをして、潜って対岸の影まで逃げればいい。その後人がいなくなったのを見計らって、山陰に向かって逃げる

「完璧だ!」

ただ、この時の私は思ってもいなかったのだ。
龍も、鬼も、寓話ではなかったなんて…

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設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 鬼滅   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:koumori666 | 作成日時:2020年4月25日 11時

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