4 ページ5
私は、転生し、産まれ、ようやく3歳になった
なんとか自分で身動きも取れ、着々と情報収集を行なっていた。
…時は、明治時代。
服や食事の質は前世と比べるとだいぶ不便だった…がそれ以上に厄介な事が起きそうだ。
いや…絶対に起きると言って過言はない。
というのも、私は、閉鎖的な村で生まれた。
本当に世が明治なのかと疑う程、
人々は、街から孤立した生活を送っており、
私はその村の長の娘として生まれてしまった
だが…この村では、長の子に女児が生まれる事は禍事として扱われる。鬼が現れると言われているからだ。
そして、この地域では、龍神を祀っている。
黒龍を神聖な存在として古来から伝わる思想に伴い、従うのだ。「黒龍は水に対応する、北方を守護する神聖な龍」としたもの、、
忌子は黒龍様の元に贄として七つから八つの頃に人身御供が行われる。
そのため、私は一切の教養も貰えず。また、言葉を使って相手をしてはならない為
人と会話を交わしてはいけないらしい。(前世が日本人だから全然支障はないんだけどね…)
こちらとしては、なんとも最悪。
(流石に二回も死ぬなんていやだ!打開案を考えるのよ。私の精神年齢は16歳なんだから!)
さて、私の生存戦略を考えなければ!
21人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:koumori666 | 作成日時:2020年4月25日 11時