54.雷の落ちる夜 ページ4
その後、律たちがリビングに戻ってくると今度は皆で夕飯を食べた。
コンビニで買ってきたご飯にしては栄養
バランスもしっかり考えられたメニューに
なっていた。
食べながら、密かに「鈴木くんに買い出しを
頼まなくてよかったな」なんて思ったり。
きっと彼に買い出しを頼んだら、
圧倒的に菓子パンやカップラーメンの
量が多いという結果が目に見えている。
夕飯後には順番にお風呂を借りて、
寝る前に皆で少し駄弁ったりもした。
嵐の影響でものすごい雷の音がしたけど、
自然とこのメンバーでいると怖く感じない。
雷が苦手な私は心底ホッとしていたのだが、
まぁそんな平和な時間は長くは続かなかった。
「え、私一人なのか？」
「当たり前でしょう、先輩も一応は
女子なわけですから。」
「い、一応ってなんだよ。」
なんと、影山家は私とモブたちに寝る部屋を
別々に用意してくれていたらしい。
普段であればお気遣いに感謝してゆっくり
のんびりと一人の時間を満喫するのだが、
今夜に限ってはわけが違う。
そう、今夜は嵐の夜なのだ。
雷がガンガラガッシャと降り注ぐ、
恐怖の夜なのだ。
「やっ、別に大丈夫だぞ、三人と一緒でも！
ほら、一つの部屋の方が暖房も無駄にならない
だろうし、人数多い方が暖かいし……。」
「先輩、あなたは今日客としてうちに
来ているんですから、暖房費の心配なんて
しなくていいんですよ。」
「で、でも」
「それともアレですか。」
モブの弟が目をギラリと光らせそう言った時。
ほぼ同タイミングで雷がガッシャンと落ちた。
ガッシャーン、ピカリと光って、大きな音がなる。
「わっ！！……び、びっくりした……！」
「雷が、怖いんですか？」
「へ……？」
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みかん - 面白いです！続き気になる…更新待ってます！ (2月7日 23時) (
レス) @page19 id: 460144ffaa (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのバカ - めっちゃ好きです！続きが気になります！ (2023年1月10日 11時) (レス) @page19 id: 04cd5210b5 (このIDを非表示/違反報告)
かっち(プロフ) - すみません…面白すぎます…。嫉妬すら出来ないレベルで…続きまってます！大好きです！！ (2022年12月30日 17時) (レス) id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - ものっすごく！お話面白くて素敵です！更新待ってます！高評価とお気に入り登録させていただきました！ (2019年3月24日 11時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - えぇ、めっちゃ気になる… (2019年3月6日 23時) (レス) id: ee202a18ba (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年8月18日 23時
