64.キオク ページ14
○
そんな両親は私が四歳のときに亡くなりました。
周りは私のことをより一層気持ち悪がりました。
私が気味の悪いことばかり言うので、両親が
亡くなったのもそのせいなのではないか、と
あらぬ噂が広がったのです。
そんな光景に絶望し、私は塞ぎ込みました。
きっと私の発言は全て嘘なのだ。
全て、気持ちの悪いものなのだ。
そう思い込むことで私は私を守りました。
そうやって学びました。世の中のこと。
道理から外れてはいけないのだと、常識でない
ことを発言すれば、白い目で見られるのだと。
期待なんて、端からしないほうがいい。
最初から諦めていたほうが気が楽でした。
私は幼いながらに、生きづらいという感覚を
知っていたのだと思います。
たしか、その頃くらいからだったでしょうか。
今までは見えていただけの幽霊が、
いつの間にか私に近寄ってくるように
なりました。
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みかん - 面白いです！続き気になる…更新待ってます！ (2月7日 23時) (
レス) @page19 id: 460144ffaa (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのバカ - めっちゃ好きです！続きが気になります！ (2023年1月10日 11時) (レス) @page19 id: 04cd5210b5 (このIDを非表示/違反報告)
かっち(プロフ) - すみません…面白すぎます…。嫉妬すら出来ないレベルで…続きまってます！大好きです！！ (2022年12月30日 17時) (レス) id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - ものっすごく！お話面白くて素敵です！更新待ってます！高評価とお気に入り登録させていただきました！ (2019年3月24日 11時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - えぇ、めっちゃ気になる… (2019年3月6日 23時) (レス) id: ee202a18ba (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年8月18日 23時
