【 銀魂 】僕の世界 二【 男主 】

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『 ……科学的に証明出来ないから、霊なのでは 』
「 ヘッ 」

銀時に面白半分で言った後
一ヶ月厠の付き添いにされた

でも 考え方を変えればそういう事だものね

神がいるって信じ拝められているのに
その反対がないなんて可笑しい話

「 そうだ 霊を甘く見てたらとんでもない事になるぞ

トシ……この屋敷は呪われてるんだ
きっととんでもない霊に取り憑かれてるんだ 」

「 何を馬鹿な…… 」

声が震え顔が青ざめ
引き攣り笑いをして居るのを覗き見てしまい

少し笑ってしまった

苦手な人かー
しかも銀時と驚き方？ 引き方？ 怖がり方似てるなー

「 局長！ 連れてきましたっ 」
「 おう！ 山崎ご苦労 」

「 街で探してきました、拝み屋です 」

祈祷師を街中で見つけるとは流石
山崎さんの株が上昇中だ

監察の仕事に就いてると
無意識に出来る様になっちゃうんだろうなあ

「 どうもーっ 」

「 なんだ此奴等、サーカスでもやるのか 」

「 いや、霊を祓って貰おうかと思ってな 」

「 おいおい冗談だろ、こんな胡散臭い連中 」

胡散臭いという言葉が気になり
格好を見に行った

「 ほう！ あらお兄さん背中に… 」

『 へへ、僕が居ます 』「 ゲッッ 」
「 お前密かに近付いて来るの止めろよ！ 」

『 無意識です 』
「 先祖は暗殺者か忍の何かだったのかね！？ 」

「 何でハルが！？ 」「 知りませんよッ 」
「 しかも仲良さげだヨ！ 」

僕と土方さんが下らない口喧嘩をしていると
一刻も早く事を終わらせたい近藤さんが話を進めた

「 先生何とかなりませんかね 」

「 ま……任せるネ ゴリラ 」
「 あれ、今ゴリラって言った？

ゴリラって言ったよね！ 」


「 ざ ざっと屋敷の中見させて貰いましたけど
これ相当強力な霊の波動を感じますなぁゴリラ 」
「 あ、今確実にゴリラって言ったよね！ 」

「 まぁー、取り敢えず除霊してみますかねぇ
こりゃ相当料金も高くなるゴリよ 」
「 おいおい！ なんか口癖みたいになってるぞ 」

「 して、霊は如何様な物ゴリか？ 」
「 移ったァ！ 」

「 えーと…こーじょ 」

一人が言葉を発した瞬間
隣に居た人が叩き 黙らせた

怪我とか大丈夫かな 凄い音したけど

「 ベルトコンベアに挟まって死んだ
工場長の霊ですぅ 」

「 あのー、
皆が見たって言うのは女の霊なんですが… 」

「 間違えました。
ベルトコンベアに挟まって死んだ
工場長に似てるって言われて自害した女の霊です 」
「 長ーよ！ 工場長の下りいるか？ 」


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