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「 宜しかったらもう一つ如何です？ 」
助け舟、流してあげましょうかね 凄く男前だったから
それに否定も肯定もしない優しさ嫌いじゃない
『 妙さん、それ僕に下さい。
お腹空いちゃいました 』
「 あら、そうなんですか？
なら先に言ってくれれば良かったのに…
では食べて下さい、 はいっ 」
『 有難う御座います……ぅ…うん美味しいです 』
「 ふふ、そうでしょう。今日は上手くいったんです 」
『 道理で 』
全体的にばりばりするけど食べれなくはない
魚の骨を焼いて食べた感じ
味は口を慎むよ
焦げに化学反応を起こしてるだけだよ きっと
「 ……お嬢ちゃん、分かるか？
俺の気持ち 」
はは、長谷川さんが助かったァって顔で見てくる
顔色悪ッッ 土色通り越して緑だよ。 緑
「 良いなぁ皆泳げて 」
「 そっか、
お嬢ちゃんは陽の光に弱いから海水浴も出来ねぇのか
でも辞めといた方が良いだろう
エイリアンが出るかもしれんのに大丈夫か？ 彼奴等 」
妙さんの事お嬢さんって言ってるのに
神楽ちゃんの事をお嬢ちゃんって言ってる所
凄く好感持てる
女性と女の子
そういう所を無意識に出来る人はちゃんとした人
保護眼鏡の所為で目立たないけど
意外と良い人で分かる大人の人なんだなあ
「 いいなあ、皆泳げて 」
「 お嬢ちゃん？ ちょっと何するつもり？
何処で見つけて来たのそれェ 」
「 他人の幸せ見る位なら
いっそ壊してしまった方がましヨ 」
「 皆ァ！ 逃げてーっ
変な子が居るよーっこの子絶対へーん！！ 」
「 おーい！ 皆逃げろォ！
ダブルパンチダァ！ 二つの恐怖が今まさにィ
後ろ！ 志村後ろ！
お嬢ちゃんもちょっと待ってよぉイヤァッハァゥ 」
大きい魚型の巨大生物が
新八君 銀時に狙いを定めた
「 銀ちゃん、新八ぃ！ 」
「 神楽ちゃん、その岩で撃退しなさい 」
「 うん！ 」
「 ンッッゴオオッセェェエィッ！ 」
こういう時の女性は判断力が凄まじい。 頼もしい
でも神楽ちゃんは未だ未だだなあ
周りが見えてない
長谷川さん乗ってる岩投げちゃってるから
全身全霊で前しか見えてないからね神楽ちゃん
左右も確認しようね
てかあの岩の力加減
「 間違えた…… 」
あれ？ 目を凝らし じっと見つめていれば
胸びれの様な物に新八君と銀時が干されてる
『 成る程… 』
仲良くしたかった普通のいい子だったって事ね
だけど見た目で怖がられてただけか
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作者名：こなた | 作成日時：2017年6月20日 10時
