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「 分かってくれるよな定春 」
『 あ 』

銀時の頭を食べた
そっか。動物って分かるんだよね

神楽ちゃんに懐いてるみたいだし
これはもう飼うしかないんじゃないかな

「 兎に角だ 新しい飼い主が見つかるまで
茂雄をここで預かるのは許してやる 」
「 茂雄じゃないでしょ定春っすよ 」

「 その代わり飼い主が見つかり次第
達成には出て行ってもらうぞ 」
「 だから定春だって 」

「 こんなに定春可愛いのに
銀ちゃんは何で嫌アルか? 」

「 女がいう可愛いってのは
男は信用出来ねぇんだよ 」

「 新八もそうアルか?

如何にも可愛い系好きのオタクっぽい眼鏡して
結局フェロモン系が好きな男アルか!? 」
「 オタクっぽいって何だよ! 」

「 いいから撫でてみ 」

『 神楽ちゃん。 定春君お座りさせて 』

「 え…わ、分かったヨ… 」

『 はい、神楽ちゃんも座って 』

「 … 」

神楽ちゃんが定春君を持ち上げたのを止め
座る様にお願いした

神楽ちゃん 定春君が座ったのを確認して話し出した

『 神楽ちゃん

犬や猫、他にも愛玩動物や伴侶動物を飼うって事は
その子の一生を縛り上げちゃう事

だから銀時も新八君も意地悪してるんだ 』

「 ……ハルまでそんな事言うアルかっ! 」

立ち上がっちゃった
まだ続きがあるんだけどな。うん 気にせず話そう

『 動物は僕等と同じ様に命を持ってる
単なる物とは違う

それは神楽ちゃんも分かるよね?

命を持ってるって事は
栄養や環境健康や精神状態を初めとして
色んな事を配慮しなきゃいけない

人は動物が生きる為にご飯を用意したり
部屋を用意したり。 色んな世話をする必要がある

つまり、どういう事だと思う?
神楽ちゃんが思った事聞かせて欲しいな 』

「 つまり…つまり……

定春を自由に 約束を護る様に飼う
私が此処に来た時の様に
ハルが教えてくれた様に。 定春にそれを教えるヨ 」

『 うん うん。

神楽ちゃん飼って良いよ 』
「 へ 」

そこまで言われちゃ
そこまで嬉しいこと言われちゃぁね

まあ大丈夫。 大丈夫。

銀時達もなんやかんや言いつつ
家族になったら捨てる何て縁遠い事になるんだから

「 「 ヴェエエエェ!? 」 」

「 ハル君が許可出しちゃったら最終兵器が敵の手に
みたいな事になるからァ! 」
「 ハルさん何がどうしてそうなったんですか! 」

うおお、一気に詰め寄って来た
というか。 飼って何が悪いのだろうか

神楽ちゃんが生半可な気持ちじゃ無いのは明白


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作者名:こなた | 作成日時:2017年6月20日 10時

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