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『 気を付けて…… 』
「 愚民共〜がァ〜
私の力の前に平伏すが良いんあははっ 」
転けぬよう隣に立つ
新八君も銀時もこんな所に居た
「 それなんの夢? 」
「 あ おいそれ、俺の原チャリに似てるな 」
「 良イ人バッカリネ 」
「 そう言えば後ろに積んである傘
私とハルのにそっくりアルな 」
『 本当だ 』
「 つかあれ店のレジ! 」
「 なんだいこんな丑三つ時に…! キャサリン 」
成る程。 今までの事件はキャサリンさんの所為?
そして野良を拾ったのはお登勢さん
恩を仇で返すとは許し難いですね
「 アバヨクサレババァ! バァーッカ! 」
「 あんのクソ女ァァアアッ 」
「 血祭りジャアアッ 」『 度し難い 』
車を強奪し 追い掛ける
怒る訳では無い。 けれどその行い
気に食わない故に追い掛けてます
「 ちょ何やってんのどこ行くの ああ待って! 」
「 アアアア 」「 猫は嫌ああああ! 」
「 キャサリン!! 死ねアルウウッ 」
「 ヴオオオリャアア! 」
車が舞う
僕は何とか脱出して屋根の上に飛び移った
泳げないのに海に落ちたら来た意味無い
お登勢さんとキャサリンさんが話をしている
銀時との昔話。 僕と初めてあった時
「 そして、雨の降る珍しく寒かった梅雨の日さね
雪の日に拾った奴が
今度は雨の日に違う拾いモンしてきてね
その子はね珍しい目をしていたよ
全てを受け入れた様な目をしてたんだよ
そんな子が発した言葉も興味無さそうだね
序でに聞いていきな
_あんた達は綺麗な色をしている
酷く辛い経験をしてきたのに 強く儚い
決めた
あんた等が強い時は支え
挫けそうになったら引っ張ってやる
それを私の最後の人生にする_ ってさ 」
そういえばそんな事も言ってた
じゃ 約束通り支えますか
僕の支柱を
苦無を投げ、車輪を破裂させる
後は銀時に任せた
「 タァァァッ! 」『 お見事です 』
「 また食いっぱぐれたら店においで
残りモンでも食わせてやるよ 」
「 オ登勢サン、アンタ馬鹿ネ。 デモ… 」
「 馬鹿だって言われて怒らない所初めて見たな 」
「 気紛れ起こす事だってあるさ
だから来月の家賃位はチャラにしてやるよ 」
「 マジでか! 有難うババァっ!
三ヶ月後から払うな!! 」「 アンタね!!!! 」
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作者名:こなた | 作成日時:2017年6月20日 10時