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戦況は常に変わり続ける。
そんな言葉を使う場面に対面してみると
その言葉の意味が重く 、 重くのし掛かる。
任されていた場を走り抜け
生気のない殺意をなんと説明したら良いか
分からないけれど
その気配を突き止める為に
戦場を脱線しその場へと走り抜けた
辿ってみるとどうだろうか。
酷く、 醜く、 惨い光景が広がっていた
誰も望んじゃいない。
仲間が 家族が血塗れで地に伏せる事なんて
ああ。 お前か？ 悪知恵しか能の無い鴉の長は
苦無で衝撃を弾き三人の前へと着地した。
まるで、 誰かを護ろうとする銀時みたいで嫌だな
そういう柄じゃ、 無いんだけど。
「 ……攻撃を避け、防衛に徹する賢策さ。
その上私を前にして笑ったのは貴方が初めてです 」
この虚しい感情を前に笑えるとは
我ながら精神が図太いなあ？
ちょいと頭痛がするけど三人の生死は確認出来た
三人は生きている。 此奴を放って死ぬ筈も無い。
『 三人共、立って走るんだ 』
「 でもっ！ 」
『 走れ！！！！ 』
三人が走り去った後も必死に食らい付いたけど
限界が来ちゃったみたい
息苦しくて 、 呼吸が上手く出来ないや
でも良かった。 お陰で鴉を捕らえる事が出来た
でも残念。 鴉に捕らえられてしまう程弱かったかな
「 これで此方も 、 其方も 、
もう動けませんね 」
『 複雑な人。
貴方、自身は何処にも居ない
けれど貴方が貴方である限り
感情のそれは貴方に纏わりつく。
何処までも
気付きたくなくて 、 分かりたくなくて 、
何も知りたく無くて 、
本当は助けて貰いたいだけの癖して 』
上から降りて来た弱虫な英雄に
少しの間だけ鴉を任せて休息する事にした
ずるずると壁を伝って座り込んだのと同時に
這いずって近寄って来た今井さん
「 生きてるなら答えて。 ど、して貴方が…… 」
『 はぁッ……僕は少し目が特殊な様で
過去が 、 記憶が 、 想いが伝わり見えてしまう
無論貴方の事も。
すみません、 勝手に除いて仕舞って 』 「 …そう 」
銀時。 君に殺せるかい
今は無理かな。 ずっと無理なんじゃ無いかな
殺しきれないでしょ、 少なからず今の銀時じゃ
「 君の剣は私には届かない 」
殺せやしない。
刀を振り翳した銀時と
同じ事を考えていた今井さんと共に
鴉を弾き飛ばした。
あの一瞬の繋ぎ目の細胞…
あれが不老不死と言われる原因か
兎も角今は怯えている銀時を退ける事が優先かな
手首を掴み走り出した。
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彼方- konata-(プロフ) - Secretさん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。 面白く感じて頂けた事が何よりも作者の幸せです。 有難うございます、 これからものらりくらりと更新して行くので応援の元宜しくお願い致します！ (2018年12月14日 15時) (
レス) id: b76b255ad8 (このIDを非表示/違反報告)
彼方- konata-(プロフ) - 夜さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。 激励有難うございます！ のらりくらりと亀のごとく更新して行くので暖かい目で見守って頂けたら幸いです。 (2018年12月14日 15時) (レス) id: b76b255ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Secret - スッゴく面白いです！更新頑張ってください！続き待ってます！ (2018年11月17日 10時) (レス) id: c47de82906 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くて、続きがものすっごく気になります！更新頑張って下さい！！ (2018年11月5日 15時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こなた x他1人 | 作成日時：2017年9月9日 10時
