「 ダチ公 」 ページ42
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最近茂茂が忙しいと小耳に挟んだ
茂茂の事だから休む事無く切羽詰まり乍ら
対処に追われてると思い
僕は茂茂の家に行く事にした
邪魔とは承知しているけれど…
倒れたら困るし少し位は大丈夫でしょ
門番の人に通して貰い屋敷内を徘徊する
茂茂の部屋の前に到着し勢い良く襖を開いた
『 遊びに来たよーっ 』
部屋を見渡すと目を見開き
墨を紙の上に垂らす茂茂が此方を見ていた
『 茂茂…墨 』 「 ハッ…！ 」
『 お仕事？ 』
「 ああ……
だがこれは一からやり直さなければいけないな… 」
『 なら丁度良いや。 少しお話しよう？ 』
慌て動揺し乍ら声を漏らす茂茂を無視し
何枚も重ねてあった紙を机の下へと仕舞い
筆と墨を入れ物の中へと仕舞い込んだ
今日は丁度良い日差しで気温だし
縁側へと引っ張り座らせた
「 ハル殿！ 困りますぞっ
茂茂様は職務を全うしなくては行けませぬ
休む暇等無いのですぞ！ 」 『 げっ、六転さ…… 』
「 じいや何を声を荒らげて居るのですか？
あっ…！ ハルちゃん！！ 」
『 そよ迄……も〜！ 六転さんの所為ですよ。
今日は茂茂と過ごそうと思ってたのに…
まあいいや、そよ。 ケーキ食べますか？ 』
「 わあっ！ 私お茶を汲んできます！ 」
「 姫様！？
ハル殿！！！！ 」
『 も〜六転さん煩いっ
そんなんだからＧ嫌とか言われちゃうんですよ 』
「 ハ！ 気にしている事を…！！ 」
『 気にしてるなら直した方がいいですよ 』
「 ふっ……ははっ 」
六転さんと戯れて居たら
隣から笑い声が聞こえてきた
戯れを止め笑い声が聞こえた方へと顔を向けると
茂茂が笑ってた
六転さんと顔を見合わせ微笑んだのと同時に
そよがお茶を持って来た
「 ふふっ皆さんお茶が出来ました 」
「 はぁ…仕方ありません。
茂茂様お茶会が終わったら
早急に仕事へ向かうのですよ 」
「 ああ。 済まないなじいや 」
茂茂と六転さんの会話を耳に挟み乍らもそよと話す
「 それでハルちゃん
今回はどの様なお話を聞かせてくれるの？ 」
『 今回は茂茂のお話を聞きに来たから
お話はまた今度 』 「 そんなぁ…… 」
『 その代わりに。
今日持って来た生菓子は
大人気の安くて美味しい物を買ってきたからさ 』
清潔溢れる白い箱を開き
そよ達の目の前へと持って行く
僕達はこれから起こる事件の事等知らずに
甘味を食べ乍らの暖かい日を過ごしていた
こんな日々が続けば良かったのに
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彼方- konata-(プロフ) - Secretさん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。 面白く感じて頂けた事が何よりも作者の幸せです。 有難うございます、 これからものらりくらりと更新して行くので応援の元宜しくお願い致します！ (2018年12月14日 15時) (
レス) id: b76b255ad8 (このIDを非表示/違反報告)
彼方- konata-(プロフ) - 夜さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。 激励有難うございます！ のらりくらりと亀のごとく更新して行くので暖かい目で見守って頂けたら幸いです。 (2018年12月14日 15時) (レス) id: b76b255ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Secret - スッゴく面白いです！更新頑張ってください！続き待ってます！ (2018年11月17日 10時) (レス) id: c47de82906 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くて、続きがものすっごく気になります！更新頑張って下さい！！ (2018年11月5日 15時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こなた x他1人 | 作成日時：2017年9月9日 10時
