【 銀魂 】僕の世界 十一【 男主 】

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＿ …化粧とかは何もしなくていいと思います

中身は…宴会にやって来る媚びの専売特許の方々を
少し真似すれば宜しいかと ＿

『 ん、有難う。 頼んだよ 』

＿ 承知 ＿

受話器を元の場所に置き頰を支える

可愛く。 可愛く。 よし

会場に戻ったら

公衆に置いてある厠が突き刺さっていたり
屍の山が出来ていた

『 銀時〜 』

「 お 戻って来たか
用事はもう済んだか？ 」

「 おい…なんだあの美少女。 急に現れたぞ 」
「 さっきまであんな子居たか？ 」
「 超可愛い 」

なんか目立ってるなあ

可愛くねえ
あんまり気乗りしないけれど

お通さんの為に勝たなきゃいけないみたいだし

頑張るか

『 ……うんっ もう済んだよ！
あ、この人達がファンの方々？ 』

「 お、 おう。 ファンだな

まだハルのじゃなくてあっちのだけど…… 」

首を傾けながら銀時を少ししたから見詰める

この時ファンの人達に
完全に背を向けない事が重要だ

銀時に笑顔で意思を伝えた
伝わったか分からないけど任せるしか無い

少し悲しい顔をする

『 そうかぁ…残念だなぁ…… 』

同時にファンの人達を全力で眺めるっ

「 おい凄い可愛いぞ！！ 」
「 HARUちゃんが最強だ！！ 」

『 待って待って〜っ
少し大事な事伝えなきゃいけないから

あのね、あの…僕男だけど
それでもファンになってくれる…？

でもね僕男の癖して貴方達を見ると胸が熱くなるの
どうしよう……可笑しくなっちゃった…

責任、取ってくれる……？ 』

我ながら仕草が煩い…！！

大丈夫かな！ 大丈夫な筈！ 大丈夫じゃなきゃ困る！

「 男の娘萌えエエエエッ！ 」
「 辛めの服装なのに中身が可愛いギャップ！ 」
「 責任取るぅぅううっ！ 」

『 わーい！ 有難う皆大好き〜！ 』

「 「 グファアッアッ！ 」 」

倒れ行く人達を眺め口角を上げる

これでお通さんは少し助かる道へと向かった筈だ

後は新八君に任せようか
僕は彼女の親衛隊では無いから

「 まじかよ… 」

『 新八。 親衛隊の名を今こそ上げるべきですよ 』

「 ハイ！！

寺門通親衛隊 隊長志村新八行ってきます！ 」

勝負を仕掛けてきた相手側へと向かった新八を眺め

話を聞く

路傍の片隅で出逢った時から
ずっと応援し続けて居るんだもんなあ

一途だし。 一人の人間をここまで応援し続けるって
凄い事だと思うんだよね

円状の幕張の中に入った瞬間に出てきた新八君

『 あらあら まあまあ 』
「 早ぁぁぁ！ 何してんだテメェ！ 」


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