5話（合宿編） ページ6
『っく、ふぁ……寝みぃ…』
紫原｢ふぁ〜…眠いしー…｣
朝の3時。お互いに欠伸の移しあいをしながら、まだ暗い道を歩く。朝早いせいか、夏の真っ只中である今はまだ涼しい。朝とも言える時間ではないか。
俺の記憶が正しければ、確か5泊6日の強化合宿だったはずだ。場所は京都。東北にあるうち、陽泉高校はこんな早くから出かけるハメになった。
紫原｢んー…眠いー…｣
『あともうちょっと頑張れ。…敦、寝るな』
紫原｢えー…｣
目をこすって俺のTシャツの裾を引きながら歩く敦。めっちゃ可愛ええ…。天使だ、妖精がいる。
『学校までもうすぐだから、な？』
紫原｢う〜…Aちん、その顔はズリぃし…｣
『あー？顔？』
下から敦の顔を覗き込むと、いきなり頭を撫でられた。力強いし、髪乱れるし。気にしてねぇからいいけど。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
福井｢おっせーぞ、昨日に続いて｣
『福井サン、眠い…』
福井｢起こしてやろうか｣
『うわ、こっわー…』
ひらりと敦の後ろに隠れながら、グラウンドに止まっている、バスに荷物を詰め込み、それぞれ適当に席に座っていく。ここから、バスに揺られて、電車に乗って、乗り換えてを繰り返していく。
俺？敦の隣以外ある訳ないだろう(いい笑顔)。
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雷雅 - 更新頑張ってください！ (2019年10月8日 20時) (
レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
nowa-ru - めっちゃ面白いです！ほのぼのしてて良いですね！更新頑張ってください！ (2018年4月26日 18時) (レス) id: 3c667cfde4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kiyo | 作成日時：2018年4月19日 20時
