【小説】隣の関口先生

入鹿の迷い ページ5

入鹿「だって関口は憎い奴だったからね」

A「・・・憎い？」

入鹿「関口・・・私の兄の担任だったの。
でも私の兄だけを怪しんでてさ。
兄が運悪くヤクザに絡まれただけで兄を退学させたの・・・。
兄は・・・兄は一ツ橋大学に入ろうって頑張っていたのに・・・！
何よ・・・。
だから、だから・・・復讐する・・・。」

A「復・・・讐・・・？」

入鹿「あいつを私の前から消して、田舎の給料が悪いところに行かせたの。
上手くいったわ・・・。」

須美「ど、どうやって・・・？」

入鹿「簡単よ！
挑発して、暴力を受けたの。
関口は・・・自分のやったことにビックリして何も言ってなかった・・・。
そして・・・。
消すことができる・・・。」

奴賀「あ・・・もう授業時間過ぎてる・・・。
行こう」

入鹿「ふっ・・・。」

A「入鹿・・・。」

授業後

宇良利「入鹿。
関口は明後日にいなくなるよ」

ピーコ「・・・いいの？
そんなやり方で」

入鹿「もう・・・うるっさい！！！
決めたんだから・・・。
何も言わないでよっ！」

A「・・・言えば？
直接・・・。
はっきり・・・。」

入鹿「A・・・。」

(入鹿の目にも涙。)

関口、何者？〜最終回〜→←関口クラブ２

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