可愛い山本くんは私の彼氏です。短編集

Scarlet Geranium.番外編 ページ18

･izw


お家で仕事をする拓司くんの背中を見ると、
ちょっぴり寂しくなってしまい、思わず
背中に抱きつくと「…なあーに、もしかして
寂しくなっちゃった？」とお腹にまわした
手を撫でられた。素直に「…寂しかった」と
いえば「これ終わったら、たーんと甘やか
してあげるから待っててね」と私はとっても
優しい拓司くんに負けて、膝枕をしてもらい
ながらキーボードの音を聞くのでした。


(30分後、仕事を終えた社長はあなたから
片時も離れなかったとか。)



･fkr


二人きりのオフィス。
編集をする福良さんを正面から
見つめていると、不意に目が合った。
「そんなに見つめてどうしたの？ 笑」と
分かりきってるかのように笑う福良さん。
「…コンビニ行ってきまーす」と逃げようと
すると、腕を掴まれてそのまま福良さんの
太腿に座ってしまった夢主。
「さーてと、何をしてほしいのか？」
絶対分かってるのに微笑みながら聞いてくる
福良さんはやっぱりいじわるだ。


(誰もいないことをいいことに、福良さんから
キスの嵐。キスマーク付いてるよとまさか
川上さんに言われることになるとは。)



･kwmr


神と言われるくらい一人オーラが違う
私の彼氏。ちょっと変わってる。
「河村さん、キスしてよ」と言えば
「キスってなんです？」って返ってきて、
「Aさんが教えて下さいよ」と
色っぽく微笑まれるし、仕方ないから
自分からキスしにいったら、
「違う、こうでしょ？」と深くキスされる。
これは意地悪に入る……のか？
まあ、楽しいからいいや。


(毎度毎度、どんな返答が返ってくるのか
実は楽しみな夢主さんでした。)



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