132.楽しかった！ ページ44
「っかー！！
楽しかったーー！！」
「そうだねー！！んー！」
来栖くんと一十木くんが伸びをしながら叫んだ。
「にしてもAがゲーム得意とは意外だったわ」
「ギクッ」
本屋で雑誌等を購入した後、私達はゲーセンに行った。
結果、手加減が出来ず、マ〇カでぶっちぎり1位、音ゲーで1番レベルが高いものをフルコンしてしまった。
「凄かったですよ、Aちゃん！」
「お、おお…」
これは隠すつもりはなかったけど、バレたらバレたで恥ずかしい。
「逆にプリクラはガッチガチだったよな」
来栖くんが笑いながら言う。
「し、仕方ないじゃないですか！
初めてだったんですから！」
存在は知っていた。
でも、自らの足をその場に踏み入れたことはなかった。
だから、機械が喋ることも知らなかったし、あんな次々と撮られるものだとも知らなかった。
オマケに、最近は凄くて、目がキラッキラになるし、何か白いし、もうわけがわからなかった。
時代に乗り遅れた年寄りだなって思ったよ、私。
「俺は楽しかったよ！
皆、今日はありがとう！」
「私もです！
Aちゃん、誘ってくれてありがとう！」
「服、選ばせてくれてありがとね、A。
お陰で楽しかったわ！」
「俺もスッゲェ楽しかった！！
また遊ぼーぜ！！」
皆、キラキラの笑顔を見せながら、お礼を言ってくる。
お礼を言うのは私なのに。
「私も、凄く楽しかった、です。
こういう風に、遊んだことがないので余計…」
「来栖くんが言った通り、また遊べたらなぁと…思います」
言いたいことは沢山あった。
なのに、どう言えばいいのか分からない。
「だから、その…」
くそ、口下手か、この野郎。
コミュ障なんてポイしろ、私。
「っ…来栖くん、誘ってくれてありがとう！
友ちゃん、服を選んでくれてありがとう！
一十木くん、春ちゃん、沢山迷惑かけたけど、こうやって遊べてとても嬉しいです！」
「今日は、本当にありがとうございました！」
勢いよく一礼する。
お礼の言葉が、何か硬い気がする。
でも仕方ない。これが私だ。
「うっ…」
「つ、月夜？どうしたの？」
「い、勢いで礼した時に、腰が…ポキッと…」
「ええええええ！？」
ぎっくり腰じゃないけど、とにかく痛い。
この地味に痛い感じ、最悪。
「アハハッ！！
お前ホントおもしれぇなー！」
「…く、来栖くん、笑わないで下さい…」
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恭(プロフ) - はじめまして、ノルノネの方もこちらの方も楽しく読ませていただいてます。更新を再開していただけたら幸いです。 (2017年11月7日 16時) (
レス) id: 6cce78c8ac (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ねぎさん» ノルノネの作品も読んでいて下さるんですか！？ありがとうございます！！テスト週間に入ってしまい、そちらに専念するのでしばらく更新が出来ません。大変申し訳ございません。終わり次第、また更新します！！ (2017年2月22日 7時) (レス) id: d612dec37b (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ - ノルンノネットの作品もこのうたプリの作品もとっても読んでいてワクワクする小説で私のお気に入りです。更新が止まってしまっていますがまた更新してくれることを楽しみに待っていますね！！頑張ってください。 (2017年2月21日 3時) (レス) id: 4d5fa3e4b6 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 藍音さん» ありがとうございます！！更新が遅くなっていて申し訳ないです。頑張って更新できるようにします！ (2016年12月19日 16時) (レス) id: d612dec37b (このIDを非表示/違反報告)
藍音(プロフ) - 凄く楽しんで読んでます。これからも更新頑張ってください！ (2016年12月17日 20時) (レス) id: 1412c3226a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん | 作成日時：2016年5月22日 13時
