129.伝染した笑顔 ページ41
店の中を回れば回るほど、私より春ちゃんに似合う服ばかり目に入る。
『この人に見せたい！とかは？』
ふと友ちゃんの言葉を思い出す。
「オシャレしたら、喜ぶのかな…」
カルナイのライブまで、時間が無い。
当日着ていく服がないのは確かで、困っているところだ。
実を言うと、私はカルナイの前で、オシャレというオシャレをしたことがない。
そもそも服がなかったので、服は全て、林檎先生と龍也先生に任せていた。
結果、至って普通の服ばかりクローゼットにある。
一応出掛ける用に、何着かオシャレできる物もあるが、彼らと外に出掛けることがほぼ無かった為、無用の長物となっている。
「オシャレするなら…。
皆に貰った物に合わせたいな…」
カチューシャ、イヤリング、ネックレス、香水。
普段から身につけているけど、出来ればライブの時にもつけていたい。
…とは思ったものの、何を合わせればいいのか、さっぱり分からない。
服の好み何だっけ…。
というか、好みとかあるのかな、あの人達。
嶺二はありそうだけど、他の3人は…。
「………なさそう」
「何が？」
「( ⊙ω⊙ )！？」←
「ブッwwwwwww」
突然声をかけられて、びっくりした。
そのせいで、顔面が崩壊してしまった。
来栖くんが吹き出したのは、( ⊙ω⊙ )←これのせいだ。
「くっ……！アハハッ！！！
やべぇ、めっちゃ腹痛てぇ…！」
ヒーヒー言いながら大笑いしている。
「そんなに笑わなくてもいいじゃないですか」
「いや、だってよ…！！」
「……( ⊙ω⊙ )」←
「ブフォwwwwww」
また吹き出した来栖くん。
こうなりゃヤケだ。
腹筋崩壊するまで笑わせてやる。
「( ⊙ω⊙ )＜落ち着いてください」
「無理っ…！！アハハハハ！！！
ぜってー、無理、だって！！！」
「( ⊙ω⊙ )＜お店の中ですよ」
「お、お前がそれ、言うかよ…！！
腹が死ぬ…！！」
お腹を抱えて大笑いしている。
何かホントに辛そう。
でもすっごいいい笑顔をしてる。
「……ふふっ…」
「っ！！！」
あまりにも来栖くんが笑っているから、何かこっちまで笑えてきた。
笑いって、伝染するんだっけ？なんて考えながら、来栖くんに視線を移した。
「…来栖くん、顔赤いですよ」
「へ！？」
目の前にいる彼は、何故か顔が赤い。
お店の中は、クーラーが効いているので涼しいはずなんだけど。
「(あんな笑顔見せられたら、照れるに決まってんだろ…。
滅多に笑わねぇのに、あんな可愛い顔…)」
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恭(プロフ) - はじめまして、ノルノネの方もこちらの方も楽しく読ませていただいてます。更新を再開していただけたら幸いです。 (2017年11月7日 16時) (
レス) id: 6cce78c8ac (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ねぎさん» ノルノネの作品も読んでいて下さるんですか！？ありがとうございます！！テスト週間に入ってしまい、そちらに専念するのでしばらく更新が出来ません。大変申し訳ございません。終わり次第、また更新します！！ (2017年2月22日 7時) (レス) id: d612dec37b (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ - ノルンノネットの作品もこのうたプリの作品もとっても読んでいてワクワクする小説で私のお気に入りです。更新が止まってしまっていますがまた更新してくれることを楽しみに待っていますね！！頑張ってください。 (2017年2月21日 3時) (レス) id: 4d5fa3e4b6 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 藍音さん» ありがとうございます！！更新が遅くなっていて申し訳ないです。頑張って更新できるようにします！ (2016年12月19日 16時) (レス) id: d612dec37b (このIDを非表示/違反報告)
藍音(プロフ) - 凄く楽しんで読んでます。これからも更新頑張ってください！ (2016年12月17日 20時) (レス) id: 1412c3226a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん | 作成日時：2016年5月22日 13時
