キミの隣には。 (ページ6)

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存在。ページ6

Aとは行きつけの店が同じで、最初は友達とかたくさんと一緒に飲んだりしてて。

みんなで飲んでたら、ぐいぐいくる女の子とか、急に馴れ馴れしい女の子とかいつもたくさんいるんだけど、

Aはそんなこと全然なくて、控えめにいつもにこにこ笑ってて、

遠くの席にいるのに、よく目が合ってた。

お酒の席でも気が利くし、いつもオシャレにも気を使ってるし、話す内容も楽しいし。

一緒にいてめっちゃ楽。

ずっと前に、きょもがAの昔の彼氏の話を聞いたって言ってたけど、結構辛い思い出だったらしくて、次の恋愛にはなかなか踏み出せないって言ってたらしい。

知り合った頃は、俺も彼女がいたし、全然気にもならない存在だったけど、

んー、なんていうか…時間かけてゆっくり仲良くなったからこそ良さがわかるっていうか…

大切な友達。

友達！？

よくわかんない。笑

Aは、俺と一緒にいると、めっちゃ楽しそうだし、

俺の勘違いじゃなければ、俺のこと好き好きが溢れ出てて笑、

でもぐいぐい来るわけじゃ全くなくて。

んー、なんてゆうか…マナーのいいファンの子みたい？な感じかな笑

俺の言動に一喜一憂してるAは、素直に可愛い。

こうやって電話するだけでも…

樹『あ、もしもし？俺。電話遅くなってごめんな？』

A『うんん、電話ありがとう。仕事お疲れ様～。』

樹『もしかして寝てた？声がなんかほわほわしてる笑』

A『ソファーでゴロゴロしてたらいつの間にかウトウトしてたかも笑』

樹『なぁ、ジェシーんち行ったんだって？』

A『うん！なんか私ひとりで飲んでたら会っちゃって！なんかそんな事になってた笑』

樹『いいな～、俺も一緒に飲みたかったな～』

A『ふふ。仕事でも一緒なのにいつでも一緒がいいんだね』

樹『え？笑ジェシーとじゃないよ？Aとだよ？』

A『え？/// 出た！私を喜ばしてまたニヤニヤ笑ってるんでしょ！もう！』

樹『違うって！ホントにジェシーいいなって思ったからすぐLINEしたんだから。だからデートしよ？』

A『嬉しい。樹くんの時間ある時に合わせるよ。』

たぶんAは、俺がみんなにこんな風に優しくて、自分もたくさんの中のひとりだって思ってる。

まぁ、俺も、それが居心地よかったからこんな雰囲気になっちゃったんだけどな。