そういえば。 ページ30
途中寝返り打つたびに、Aを自分の方に引き寄せながら…
いつの間にか俺も寝ちゃってて。
…
…
A「…樹くん…樹くんってば…」
樹「…ん。…あ、おはよ〜」
あ、そうだった。
朝起きたら、俺に背を向けて寝てるAの後ろから抱きしめてる状態。すっぽり腕の中に包まれてるAがいた。
A「…そろそろ起きないと…///」
樹「…仕事？」
A「うん…/// 1度家にも帰りたいし。」
樹「…俺…昼からだから、送ってくよ。だから、あと10分だけ…イチャイチャしよ？」
A「…イチャイチャって///」
樹「こっち向いて？」
A「…無理〜///」
樹「言うと思った笑 よしっ…よいしょっと…」
クルッ
体勢を変えて、Aを抱きしめてた手を離し、上から覆い被さるように手をついた。
A「きゃっ///」
樹「…朝のAも可愛いよ？」
そう言ってゆっくり近づくと顔をそらされた。
樹「もぉ…そっち向いたらチューできない。」
仕方ないから、首をペロッとなめると…
A「…んっ///」
ふふふ。エ ロい声出しちゃって…
樹「…あ、そうだ…そういえば俺さ、昨日舞い上がってて、大事なこと言ってなかったんだけど」
そこまで話してもこっち見てくんない。
A「…///」
樹「A？えーこっち見てくんないの？ 笑しょうがないなぁ…」
ゆっくり耳元に近づいて…耳元で囁いた。
樹「A…俺の彼女になって？」
A「…ヒャッ///」
吐息混じりに言った言葉にビクッと肩をすくめて、やっとこっち見た。
樹「…返事してくんないの？」
A「…いや、だって。///こんなシチュエーション…ずるいよ…///」
樹「あはっ！確かにな笑」
俺が笑うと…
A「…うわぁ///」
樹「どした？」
A「…朝っぱらからこんな至近距離で、樹くんスマイルは…///…たまんない///」
樹「ちょ、たまんないとか言わないの！」
たまんないのはこっちもなんだから。
チュッ…チュパッ…チュパッ…
昨日からどれくらいキスしたかな…
もっともっとしたい…。
ずっと一緒にいたい。
樹「はぁ…もう行かなきゃね…A？返事はまた今度でいいわ。俺、ちゃんと真剣だからね。」
A「わかった///」
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作者名：Hanae | 作成日時：2020年6月11日 7時
