葛藤。 ページ21
でもさぁ…。
あれからずーっと考えても、俺の中で葛藤があって。
俺も正々堂々と勝負するぞ！って気持ちと、
Aさんがずっと思ってきた樹と幸せになったら…それはそれで俺も嬉しいかな、って。
樹の事で一喜一憂してるAさんをずっと見てきたし、
その樹がAさんと向き合う気になったっていうんなら、それが一番なんじゃないかなって。
もちろん俺もAさんが大好きなんだけど、もしかしたら樹を好きなAさんが好きで応援してきたんじゃないか、って。
でもやっぱりあの日のAさんとのことを思ったら…もしかしたら俺を好きになってくれるんじゃないか、って。
頭ん中ぐるぐるぐる…。
あーもぉ。
考えてもどうにもなんない！笑
♪♪♪♪〜
ジェシー「あ、もしもし？Aさん？」
A「はいはーい！どうしたの？」
ジェシー「あれ？酔っちゃってる？笑 今から会えない？」
A「あ、ごめん、今職場の人達の飲んでるの。」
ジェシー「そっか。急にごめんね？」
A「ううん。こちらこそごめーん。」
ジェシー「じゃあさ、家帰ったらLINEして。」
A「うん、わかった。どうかしたの？」
ジェシー「Aさんがちゃんと帰ったか気になるし。あ、飲みすぎて俺の事忘れないでね。」
A「はーい！大丈夫だよ〜！じゃあとで！」
あーあ、残念。
顔見たかったな。
酔っちゃってるAさん可愛いんだもんな。
職場の人達って男の人もいるのかな。
やだな〜。あのピンクほっぺのぽやぽやしたAさんを人に見られるなんて！！！
そだ。電話かかってきたら、次のおうちデートの約束しちゃう！！
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作者名：Hanae | 作成日時：2020年6月11日 7時
