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*
「え…？」
「ね、考えてみてよきょも。
もし今同じことが起こったとしても、樹たちがきょものこと放っておくわけがないよ。
噂が流れたりなんかしたらさっくんたちが真っ先に否定しにいくよ」
今きょもの周りには、たくさんの人がいて
しかも皆、きょもが大好きで大切なんだってこと、私は知ってる。
「絶対に有り得ない話だけど。もしきょものこと誰も信じてくれなくてもね？
私は、私だけはきょものこと信じるよ。
絶対裏切ったりなんかしない。ずっと側に居る」
なんだか相当恥ずかしいことを言ってるような気もするけど、とにかく伝えたかった。
もう怯える必要はどこにもない。
きょもはきょもらしくいて、大丈夫。
「…はは、」
「あ…」
きょもが少しだけ笑ったのと同時に、大きな瞳から雫が零れた。
それは白い頬を伝って、ぽたぽたと地面に落ちていく。
「そっか。俺…平気になったと思ってた。
ほんとはずっと不安だったんだ…今気づいた」
きょもは自分に言い聞かせるようにゆっくりと呟く。
泣いているけど、さっきよりもずっとスッキリした顔をしていて。
私の言葉、きょもなりに解釈してくれたのかなって少しほっとする。
(…今思うことじゃないのかもしれないけど。
ほんと、綺麗だなぁ)
チカチカと点滅する街灯が照らすその横顔が、その涙が、どこまでも綺麗でつい見惚れてしまう。
不意に、ギュッと胸が締めつけられる感覚がした。
これまで感じていた好き、って気持ちとはまた違って
これはなんていうのかな。
(…愛おしい、ってやつ？)
そう思ったらすごくきょもに触れたくなって、
頬を伝う涙を指でそっと拭う。
それがくすぐったかったのか、きょもはふふ、と笑った。
「水無瀬って怒ったら口悪くなるんだね」
「…待って。
それ恥ずかしいから忘れて？」
「多分忘れらんないよ」
「何でよ」
「俺のために怒ってくれたの、嬉しかったから」
「…ふーん」
「あ、照れた？」
「うるさい、」
「そもそも怒ってるとこ初めて見たし」
「怒ったの久しぶりだった」
「前はいつ？」
「中1のとき」
「結構前じゃん」
涙を拭いながら、きょもが笑う。
いつも通りテンポのいい会話。
少しは元気になってくれたかな。
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みー(プロフ) - 紺さん» すみません、Twitterのほうが見当たらないのですが… (2022年3月3日 16時) (
レス) id: 98e8827874 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 紺さん» 了解です！ありがとうございますm(__)m (2022年3月3日 16時) (レス) id: 98e8827874 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 名無し10145号さん» コメントの返信が遅くなってしまってすみません😭「京本くんは砂糖対応。」さTwitterの方に全て移していますので、そちらで見ていただけたらと思います…！ (2022年3月3日 16時) (レス) id: 3f4dbcf23f (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - みーさん» コメントに気づくのが遅くなってしまってごめんなさい…！「京本くんは砂糖対応。」はTwitterの方に全て移していますので、そちらで見ていただけたらと思います🙇♀️ (2022年3月3日 16時) (レス) id: 3f4dbcf23f (このIDを非表示/違反報告)
名無し10145号(プロフ) - こんにちは、京本くんは砂糖対応のパスワードが知りたいです💦よろしければ教えてください。 (2022年2月26日 10時) (レス) id: fdecf3783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺
| 作成日時：2021年1月20日 19時
