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*
「落ち着いた？」
「うん」
「良かった」
「ごめん。色々巻き込んだ」
「全然大丈夫」
「時間やばい？」
「いや、親も遅いから多分へーき。
帰ろっか」
ん、て当たり前のように差し出されたきょもの手を握って
暗闇の中を2人でゆっくりと歩く。
さっきまでは手を繋いでたらドキドキしてたけど、
今はこの距離感がふわふわ、心地よく感じる。
「水無瀬」
「うん？」
「ほんと、ありがと」
「うん」
「おかげで気が楽になった」
「役に立てたんなら、よかった」
一緒に居たのがお前で良かった、
なんて嬉しいこと言ってくれるから顔が熱くなる。
「ねぇ、」
「ん？」
「…A、って呼んでもいい？」
きょもの口から初めて聞く、私の名前。
なんでかな、
違う名前みたいに感じてちょっと擽ったい。
「…急になに？
全然、いいけど」
「ほら、さっき大我って呼んでくれたから」
「…あんな呆然としてたのに覚えてたの？」
じゃあ彼氏なんて言っちゃったのも覚えてるってことで…
やばい。恥ずかしい。
「あの時は、その…色々と必死で」
焦って言い訳を並べる私を見て、きょもが笑う。
…あんまり気にしてないのかな、
なら別に良いんだけどさ。
「ねぇ、きょも、」
「…」
「きょも？」
「…俺は名前で呼ぶのに」
「……大我」
「ふふ、なに？」
私がきょもの…
大我の、あざとい所に弱いってことバレてんの？
上手く使ってきてずるいなぁと思う。
(この際だから、もう1つ聞きたかったことも聞いてしまえ)
ずっと聞きたかったこと。
そして、
もしかしたら…って勝手に期待していること。
「あのさ、」
「うん」
「…何で私だけ、平気だったの？」
少し長くなった金色の前髪の下から覗く瞳が私を捉えた。
さっきまでの涙のせいか、少しだけきらきらして見える。
ほんの数秒間、見つめ合って
大我はふっと目を細くした。
「特別だから。
他のやつとは違って」
*
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みー(プロフ) - 紺さん» すみません、Twitterのほうが見当たらないのですが… (2022年3月3日 16時) (
レス) id: 98e8827874 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 紺さん» 了解です！ありがとうございますm(__)m (2022年3月3日 16時) (レス) id: 98e8827874 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 名無し10145号さん» コメントの返信が遅くなってしまってすみません😭「京本くんは砂糖対応。」さTwitterの方に全て移していますので、そちらで見ていただけたらと思います…！ (2022年3月3日 16時) (レス) id: 3f4dbcf23f (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - みーさん» コメントに気づくのが遅くなってしまってごめんなさい…！「京本くんは砂糖対応。」はTwitterの方に全て移していますので、そちらで見ていただけたらと思います🙇♀️ (2022年3月3日 16時) (レス) id: 3f4dbcf23f (このIDを非表示/違反報告)
名無し10145号(プロフ) - こんにちは、京本くんは砂糖対応のパスワードが知りたいです💦よろしければ教えてください。 (2022年2月26日 10時) (レス) id: fdecf3783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺
| 作成日時：2021年1月20日 19時
