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自販機までミルクティーを買いに行こうと思って廊下を歩いていたら、
「あかん、落ちるわこれっ！」
なにやら盛大にノートをぶちまけた人に出くわした。
「康二、なにやってんの」
「なにやってんのて、元はと言えばめめがこんなに持たせるからや！」
一緒に歩いていたもう片方の人もノートらしきものを抱えていて、
拾うのを手伝ってあげられないみたいで。
1人で大変そうだったから私もノートを手に取る。
「はい、」
「わわっ、すいませんほんまに！」
ある程度集めたノートを渡そうかと思ったが、
多分この人また持ったら落とすだろうな、と瞬時に判断して渡すのを辞める。
「あ、あの？」
「これどこまで運ぶんですか、手伝います」
「え！いや、さすがに初対面の女の子に手伝わせるなんて…」
「暇なんで大丈夫ですよ」
まだ少しオロオロしている男の子に、
行きましょ、と言うとわざわざ深々とお辞儀をしてくれた。
スリッパの色的に同じ学年だと思うしそこまで畏まらなくてもいいのに律儀な人だ。
「ごめんね、俺が押し付けただけなんだけど」
もう1人の背の高い男の子が横から話しかけてきた。
あ、この人はスリッパ見て同じ学年って思ったかな、
タメ口だし。
「私は大丈夫。
でもぶちまけたのはちょっと見てて可哀想だったよ」
「そうやでめめ！次からはもうちょっと優しくして！」
「へ〜い」
それから職員室までその男の子2人と話しながら向かった。
ノートをぶちまけた方は向井康二、
背が高い方は目黒蓮っていうらしい。
2人とも3組で、とても仲が良いみたい。
「じゃあこーじは高校から東京来たんだね」
「そ！やから関西弁！」
「初対面からまじで馴れ馴れしかったよな」
「はぁ！？声掛けてくれたのめめの方やろ！」
「冗談だって」
無事職員室について任務完了すると、
元々自販機に行く予定だった私にわざわざ着いてきてくれた。
「Aちゃん、手伝ってくれたしジュースぐらい奢るわ！」
「え、それは悪いよさすがに」
「康二、俺も」
「めめはだめ！」
やっぱ仲良いなぁなんて思いながら、こーじの優しさに甘えさせてもらった。
結局めめも奢ってもらっていて
こーじは人に甘いんだなって分かった。
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紺(プロフ) - ragiさん» わ！ありがとうございます〜！！私もragiさんの作品読ませていただいてます*^^* (2021年3月9日 22時) (
レス) id: 3408c8acc6 (このIDを非表示/違反報告)
ragi(プロフ) - この作品すごく好きです！ (2021年3月9日 20時) (レス) id: ec19d43cf6 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！！美紀さんも気をつけてください*^^* (2021年2月15日 21時) (レス) id: 3408c8acc6 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SixTONES大好きです大我君と北斗君と樹君寄りのオール担当です最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年2月14日 19時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 3さん» 確認しました！確かに似てるセリフありましたね...不快にさせてしまったなら申し訳ありません。ただ大元の設定は全然違うので展開としては変わってくると思うんですが...時間がある時に手直しできる部分はしようと思います。コメントありがとうございました！ (2021年1月22日 8時) (レス) id: 3408c8acc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺
| 作成日時：2021年1月5日 16時
