29話 ページ6
ゆっくりと瞼を持ち上げる。
ベッドの上に私の体はあった。
寝起きの頭は回転が悪く、何がどうなってどうして今こうしてベッドの上にいるのかわからない。
試合に行って、優勝して、賞状フラフラになりながら貰って、それから…
考えるうちにだんだんと意識が明瞭になってくる。
あ、そうだ。私倒れたんだ。
沖「お、目ェ覚めたかぃ黒川」
「あ…うん…ありがと。えと…ここは…」
沖「学校の保健室でさァ」
九「因みに沖田がAを運んでくれたんだぞ」
「あっごめん、重かったでしょ?」
沖「チビだから軽かった」
「ならよかった。」
九「チビっていわれて貶されてるのにいいのか?」
「言われ慣れた。」
九「慣れるものなのかそれ;」
沖田と九兵衛は私の目が覚めるまでそばにいてくれていたみたいだ。
「ありがとうね、沖田、九兵衛。」
沖「あァ。」
九「友達として当然だ。」
「うん…!」
九「A?」
「ん?」
九「泣いているぞ…」
「え?泣いてないよ?」
沖「泣いてないけど涙目になってらァ」
「あぁ…それはね?なってるけど…気にしないで!…さ、帰ろ?つきあってくれてありがと二人共」
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昔はいらないと思っていた友達。
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見てる?中学時代の私。
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私は、変わりました。
コミュ障も
女嫌いも
人間不信も治ってないけど。
一つだけ、変わりました。
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友達が出来た「かも」じゃない。
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友達、出来たよ。
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riru(プロフ) - 狐桜華さん» かわいいですよね! (2014年3月10日 1時) (レス) id: 5c2d18922c (このIDを非表示/違反報告)
狐桜華 - ゆっくりって良いですよね♪ (2014年3月10日 1時) (レス) id: 5b088f07bc (このIDを非表示/違反報告)
波音(プロフ) - ミリーさん» あ、すいません(´・ω・`) (2013年11月16日 0時) (携帯から) (レス) id: 0d33f97ee3 (このIDを非表示/違反報告)
ミリー - 37話の最後らへんの沖田のセリフです (2013年11月15日 22時) (レス) id: 49648e0741 (このIDを非表示/違反報告)
ミリー - 無理が無料になってます。これめちゃ面白い (2013年11月15日 22時) (レス) id: 49648e0741 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:riru | 作成日時:2013年10月5日 18時