【銀魂】私はコミュ障超絶インドア二次オタボーイッシュ、それから((沖「長げェ。」2

45話 ページ23

沖田は一人暮らしをしているらしい。私もだけど。


部屋の中はシンプルで殺風景。家具も必要最低限のものだけで、モノトーン調に統一されていた。




…他人とは思えないほど部屋の雰囲気が似てる。


でもまあ、わかる気がする。沖田らしい。



もちろんベッドがないから私はソファで寝ることにした。ああやっと二日連続ゆっくり寝れる。





・





沖「おい黒川起きろ」


「ん?んあ…あ、おはよっす沖田」



幸せそうな顔で寝ていた黒川を起こす。


そこであることに気付く。



沖「…寝ぐせ立ってんぞ」


「え!?ドコ!?」



頭のてっぺんから重力に逆らうように一本、寝ぐせが立っていた。その寝ぐせを引っ張る。



「いでっ…あ、これかこんくらいなら…」


寝ぐせが立っている辺りわ手でぐしゃぐしゃにする。さすが女子力の無い女。


手ぐしで髪をとくと寝ぐせはすっかりなくなっていた。


不覚にもそれをかわいいと思っていた俺は言ったのを少し後悔した。




「よし直った。じゃ泊めてくれたお礼に飯でも作るか!」


沖「マジかィサンキュー」



流石に一人暮らしをしているから料理はできるみたいだ。楽しみと思ってしまうのは黒川だからだ。




「できたぞー」




スクランブルエッグに焼き鮭。そして味噌汁に白いご飯。どっかの団の朝飯と同じだ。


ニヤニヤしてるのは黒川が狙ってやったからだろう。




味噌汁の味付けは薄めだった。






朝飯を食い終わると黒川はベランダから帰って行った。

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