ハナミズキ (ページ6)

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心ページ6

A side.

亜「あ！来た！！！！今日こそはいつもんとこ行こ！！てか連れてく！！！」

教室に着くなり叫ぶ亜嵐。.....うっさいな。

龍「てか昨日何してたの？」

「あー..うん。まあ.........色々？」

龍「.........ふーん。ま、いいけど。」

龍友の目ってなにもかも見透かしてそうでたまに怖いんだよね。

....この二人にでさえ涼太のことは話していない。.......いや..きっと話せない。

一生ね。

「...わたし亜嵐の笑顔大好きだよ。」

亜「なに急に！！！熱！！？熱ある！？？」

亜嵐の笑顔ってね汚れを知らないっていうのかなー...見てると心が温かくなるっていうか。

「亜嵐って太陽みたいに笑うよね」

...わたしは涼太がいなくなってから心の底から笑ったことがない。いや、笑えないんだ。

だから綺麗な笑顔で笑う亜嵐が羨ましかったりもする。

亜「んー......なんか悩んでる？」

心配そうにこっちを見つめる亜嵐。

ほら。チャラチャラしてるくせに勘が鋭いんだよね亜嵐って。

亜「んまー何があったか知んねえけどさ俺らだってAの笑顔に救われてんだよ。だから笑ってろ？」

そう言ってほっぺたをむにーってつまむ亜嵐

龍「そうそう。Aはバカみたいに口開けて笑ってりゃいいんだよ。」

「んー！！痛い！！！！！」

亜「ねえチューしていい？」

龍「バカか(笑)」

亜嵐と龍友のおかげで心が少し軽くなった。