ハナミズキ (ページ18)

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好きになることページ18

隼 side.

Aちゃんと席が隣なのがしんどくて休み時間のたびに隣のクラスの裕太のところに投げ込むようになった。

裕「なんか最近元気ないなあ？恋煩いか？」

隼「ブフッッッ」

飲んでたファンタグレープ味が華麗に宙を舞う。

裕「なんや。図星やん。」

...裕太くんいっつもボケーっとしてるくせにこーゆう事に関しては鋭い。

隼「....好きな子にもう関わんなって言われた」

....あーダメだ。思い出すだけで泣きそう。

裕「それで？」

隼「席も隣でさ....俺が教科書見せてって言うとこれ使っていいよって言って他の奴と教科書見たりすんの。」

いやー...あれはマジで傷ついた。

裕「だから？」

隼「いや...だからもうしんどいなーって」

裕「一回拒否られたぐらいで諦めるんならそんだけの気持ちだったっていうことやん？」

隼「一回拒否られたぐらいって......酷くね？笑」

好きな子に拒否られるとか...........

そんなん世界一しんどいわ。

裕「別にええやん。好きなら好きで。俺やったら嬉しいわ。俺のこと好いてくれてる人がいるってだけで。」

人を好きになるってそーゆうことやん？って。

隼「...........裕太.......ありがと」

裕「よし。昼休みその子見に行くわ」

隼「好きになんないでよ！！？？」

...もうこれ以上ライバル増えるとか御免だわ。