過去編 1 ページ13
これはAが真一郎と出会ってから、本作が始まる前までのお話＿＿
Aが修二に絡む中学生をボコボコにした翌日の放課後、下駄箱へ向かうと、生徒達が門を指差しながら騒いでいた。
Aは気にせず靴を下ろすと、帰宅しようと足を踏み出す。
すると側にいた同級生が、彼女の肩に手を置き引き止めた。
同級生「Aちゃん、今行かない方がいいよ！バイクに乗った変な頭の人がいるから！」
「変な頭の人？一年生は絡まれてない？」
同級生「え？うん、一年生が帰った後に来たみたいだから…」
Aは「ならいいや」と呟くと、周囲の止める声を無視して歩いていく。
門では昨日出会った真一郎が、バイクに寄りかかり欠伸をしていた。
彼はAに気付くと、パッと表情を明るくする。
真一郎「よぅ！昨日ぶりだな！」
「……誰？」
怪訝な表情を浮かべるAに、真一郎は笑って首を傾げる。
真一郎「オイオイ、昨日の今日で忘れるかぁ？普通。」
「興味ないし覚える必要もない。」
真一郎「そういえば名前言ってなかったな。俺は佐野真一郎だ、よろしくな。」
お前は？と、真一郎は手を差し出しAに尋ねる。
Aはその手を一瞥すると、何もなかったかのように真一郎の横を通り過ぎた。
真一郎は焦りスタンドを外すと、バイクを押してAの後を着いていく。
真一郎「ちょ、待てよ！名前ぐらい教えろよ！」
「知ってどうすんの？お兄さんロリコンなの？」
真一郎「ロリコンじゃねぇよ！そもそもお前とそんなに歳変わんねぇだろ！」
真一郎の言葉に、Aは足を止め振り返る。
ジッと見つめる彼女に、真一郎は少しドキリとしながら何事かと尋ねた。
「…髪型のせいかな、だいぶ年上に見える。」
Aは鼻で笑い、再び歩を進める。
真一郎は顔を赤くし、自分は高一だと文句を言うと歩を速め、Aの進路を遮るように前へと出た。
「へぇ、私の四つ上なんだ。」
真一郎「四つ…って事はお前今六年か。」
「高校生って、みんなその変な頭してんの？」
Aがバイクを避けて歩き始めると、真一郎はバイクを押し彼女の隣に並ぶ。
真一郎「変っ……大体はこんな感じだけど、ベンケイはボーズに剃り入れてるし、武臣はロン毛だし、ワカはふわふわ…」
「ふわふわって何？天パ？」
真一郎「天パじゃねぇよ。ほら、昨日俺と一緒にいたヤツだよ。」
「知らない。」
Aが欠伸をしながら答えると、真一郎は「今度連れてきてやる」と言って楽しそうに笑った。
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マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。はわわ！！宜しくお願い致します！あのボード返事送りました！其方の方でしゃもさんのボードの方に！返事待ってます！ (1月11日 20時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！是非行かせていただきます🤭 今後もよろしくお願いします🙇 (1月11日 20時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています、これからも応援してます！子持ちししゃもさん！😊💝 (1月11日 16時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますので、今後もよろしくお願いします🤭 (11月10日 6時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - コメント失礼します！本編から番外編まで、一気見しちゃいましたw 夢主も半間もみな尊すぎて……好きです！！ (11月10日 0時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：子持ちししゃも | 作成日時：2022年2月23日 23時
