検索窓
今日:11 hit、昨日:32 hit、合計:548,355 hit

42 ページ43

三ツ谷「…A?」

「何ですか?」


次に返事をした時にはもういつものAに戻っていたが、三ツ谷は時々、彼女が見せる違和感に不安を抱いていた。


prrr…


突然Aの携帯が鳴った。

Aは携帯を開き相手を確認すると、電源ボタンをひとつ押し電話を切った。

数秒後、再び携帯が鳴った。


三ツ谷「出ないのか?」

「出る必要のない相手です。」

三ツ谷「…彼氏か?」


三ツ谷は、今日Aと会えたのは、Aが彼氏と喧嘩しデートをキャンセルしたからだと思っていた。

Aは三ツ谷の言葉に首を傾げた。


「彼氏なんていませんよ?いたら今日三ツ谷さんと一緒にいませんよ。」


Aは笑って、着信が切れた携帯をポケットに仕舞った。

仕舞う際下に向いていた顔を上げると、彼女は何かに気付き三ツ谷の後ろを方を見ていた。


三ツ谷が気になり振り返ると、稀咲と半間が建物から出てくるのが見えた。


三ツ谷「あいつら何やってんだ…?」

「あの建物から出てきたようですが…」


二人は稀咲たちが出てきた建物に近付き、扉を開けた。


そこには柱に縛り付けられた松野がいた。


三ツ谷「千冬!」


三ツ谷は松野の口を縛り付けている物を解くと、身体の紐も解き始めた。


松野「三ツ谷君、実は…!」


松野は事の経緯を、手短に三ツ谷に話した。

三ツ谷は立ち上がると、Aを振り返った。


三ツ谷「悪いA…俺、」

「バイクから特攻服を持って来ます。」

三ツ谷「え?」


Aは言うと同時に姿を消すと、ものの30秒ほどで戻って来た。


「どうぞ。」

松野「え、早っ」

三ツ谷「何で…」

「お仲間を助けるんでしょう?行って下さい。」


その代わり、とAは言葉を続けた。


「私も行きます。」

43→←41



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (412 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1301人がお気に入り
設定タグ:東京リベンジャーズ , 呪術廻戦 , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

子持ちししゃも(プロフ) - 七竈さん» コメントありがとうございます!ひぃひぃ言いながら読んで頂いてありがとうございます😂早くアニメ2期やるといいですよね!わたしも楽しみです🥳アニメ放送されたら是非また読みに来て下さい! (2021年12月15日 14時) (レス) id: 22a32664aa (このIDを非表示/違反報告)
七竈(プロフ) - とっても面白かったです!アニメしか見ていないので32以降はまだ見ませんが、アニメで続きが放送されたら必ず、この作品を見に来ます!私好みのストーリーの進み方で常々、ひぃひぃ(感激&最高)言いながら読んでました。素敵な作品をありがとうございます!! (2021年12月15日 14時) (レス) id: 7180261b9c (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - 杜綦さん» コメントありがとうございます!今後も是非お楽しみ下さい! (2021年12月13日 0時) (レス) id: 22a32664aa (このIDを非表示/違反報告)
杜綦(プロフ) - 続編楽しみです! (2021年12月12日 23時) (レス) @page40 id: d8bb1d3459 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - 華さん» ありがとうございます!早くパス解除出来るように頑張ります! (2021年12月11日 23時) (レス) id: 22a32664aa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:子持ちししゃも | 作成日時:2021年10月23日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。