呪術師とヤンキー【東リべ】【呪術廻戦】

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三ツ谷「え、こんな良い物貰っていいのか？」

「日頃の感謝の気持ちです。オニキスは、怪我から護ってくれると言われているので。私こそ、こんな綺麗な物ありがとうございます。」


Aはまとめていた髪にバレッタを着けると、三ツ谷に見せ「似合いますか？」と聞いた。


三ツ谷「似合ってるよ。」

「ありがとうございます……三ツ谷さん。」

三ツ谷「ん？」


"メリークリスマス"と言って笑うAはキラキラしていて、街路樹に飾られている飾りよりも輝いて見える、と三ツ谷は思った。


＿＿＿＿


バイクを停めてイルミネーションを見ながら歩いていたが、三ツ谷はふとある事を思い出した。


三ツ谷「そういえばこの前大寿君に、Aは俺のヨメかって聞かれたんだけど…大寿君と知り合い？」

「大寿君…？誰ですか？それ。」

三ツ谷「黒龍の総長で八戒の兄貴なんだけど…」


Aは少し考えて、思い出したように口を開いた。


「あぁ、あの人ですね。知り合いではないですけど…そういえば一緒にいた方、全然話が通じない方でした…。三ツ谷さんの彼女って言われたから否定したんですけど、何回言っても聞いてくれなくて。」


最後は諦めて否定すらしませんでした、とAは笑いながら教えた。


三ツ谷「そっか…俺は別に否定しなくてよかったんだけどな。むしろ肯定してくれたらなーなんて…」


三ツ谷は言葉の尻をすぼめながら言って、Aをチラリと見た。

顔を赤くさせるかな、などと考えていた三ツ谷だったが、Aは予想外の反応をした。


Aは笑っていたが、とても寂しそうな目をしていた。

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