呪術師とヤンキー【東リべ】【呪術廻戦】

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＿12月25日。


Aのマンションの入口に、三ツ谷はいた。


「お待たせしました。」

三ツ谷「そんなに待ってねーから大丈夫。それより、なんかごめんな。」

「いえ、むしろこちらの方が申し訳ないというか…」


＿＿＿23日の夕方、三ツ谷が台所で夕飯を作っている時、妹のルナは三ツ谷の携帯でAに電話をかけた。


《はい》

ルナ「あ、Aお姉ちゃん？あのね、お願いがあるの。」

《ルナちゃん？どうしたんですか？》

ルナ「実はおにぃね、今年のクリスマスもデートの相手がいないの。だからね、Aお姉ちゃんデートして！」

三ツ谷「ルナーマナー飯出来た…こらルナ何勝手に俺の携帯使ってんだよ。」

ルナ「げ、おにぃ…お願いAお姉ちゃん、おにぃとデートしてあげて！」


三ツ谷は電話の相手がAとわかると、急いでルナから携帯を取り上げた。


三ツ谷「ばっ！お前何言ってんだ！もしもしA？悪いルナが変な事言って…」


三ツ谷が携帯を耳に当てると、電話越しにAがクスクスと笑っていた。


《ルナちゃんはお兄さん想いですね。》

三ツ谷「ほんと悪い…だいたい、クリスマスなんだからAだって予定あるに決まってんのに。」

《特に予定はありませんけどね。》

三ツ谷「えっ…」

《明日は無理ですけど、明後日なら……三ツ谷さんは？》


予定は？と聞かれ、三ツ谷は食い気味に"無い"と答えた。＿＿＿



「すみません、私なんかに時間を割いて頂いて…そうだ、これクリスマスプレゼントです。」


そう言って、Aは小さな袋を渡した。


「このぐらいのサイズなら、バイクでも邪魔にならずに帰れると思って。ルナちゃんとマナちゃんのは後日持って行きますね。」

三ツ谷「…ありがとう。じゃあ俺からは…はい、これ。」


三ツ谷はポケットの中から、手のひらサイズの箱を取り出しAに渡した。

お互い貰った物を開けると、三ツ谷のはピアス。Aのはバレッタが入っていた。

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