【黒子のバスケ】元明洸中の女の子は霧崎第一に入学しました【花宮真・黛千尋】

復讐 ページ26

貴方side

貴「私…なんでラフプレーしてるんだろ」


ふと思った疑問が声に出ていた。



黛さんにそんなことやめろって言われて、
でも無理だと言った。


勝つために…
あんなキセキの世代の化け物達にも
こうすれば勝てる…




花宮「勝つためだろ？
お前言ってたじゃねーか。
キセキの世代を倒せるなら何でもやるって」


貴「違うんですよ…」

花宮「？」



貴「私がこんなラフプレーしてるのは
勝つためじゃなかった。ただの復讐です。

あの日私たちのプライドも
何もかもを奪ったあいつらに…

私は強いんだって、
お前たちになんか負けないんだって
証明したかった。

なんか……そんな自分が情けなくなって」





貴「！？」



あれ？花宮さんに抱きしめられてる？



花宮「泣くなって」

貴方「泣いてません」



花宮「フハッ泣いてんじゃねーか。
いいんじゃねーの？

復讐だって何だって。
もうお前は明洸中じゃなく、
俺たち霧崎第一のメンバーだろーが。

しかも俺のラフプレーの理由の方が
遥かに酷いぜ？」
と笑った。



やっぱ花宮さんは優しい。
いつも傷ついた時は
そばにいてくれる大切な人。



貴方「花宮さん、大好きです」

花宮「は！！！？お前何言って…///」



貴「え？？何がですか？」

花宮「ったく、本当天然だな」

好き→←笑った

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