【黒子のバスケ】元明洸中の女の子はキセキの世代と合宿をしました【花宮真・黛千尋】

過去編-実力の差- ページ21

花宮side

上から試合を見る。
やっぱり心配だ。

膝大丈夫かよ…



原「花宮遅い」

古橋「何話してたんだ？」



花宮「あ”？別に何でもいいだろ」



山崎「なんだよ、カッコよかったぜ？
Aちゃんの手を掴んで…」

瀬戸「”A走るぞ”とか言ってな？」




くそ、こいつらのニヤニヤした顔
すげームカつく。

ここで殴るわけにもいかず、
とりあえず無視し、試合を見ることにした。








試合が始まって、
少し違和感を感じる。


すると、Aの叫び声が会場に響いた。




花宮「A！！」




ちっ、何したんだ今。

あいつがあんなところで
転ぶわけねー


絶対あいつら何かした。



花宮「くそっ」


上から見てることしかできねー
自分がもどかしい




Aが運ばれてから
かなり時間が経つ。


試合はもう見てられないくらい
実力の差がある。

Aがいない状態じゃ、やっぱりこんな大差になってしまうのは当然か…


相手はキセキの世代だもんな






花宮「様子見てくる……」


山崎「花宮…心配なのは分かるが、
部外者は入らせてくれねーだろ」

瀬戸「元から膝が悪かったなら、
すぐ戻ってくるさ」



たしかに、
あいつは元から膝がよくはない。


だから、たぶんこの試合は出れないが
後々の選手として影響を及ぼす
ということはないと思う



あいつのことならしばらくしたら、
戻ってくるという確信がある




花宮「でも…」


原「あ、帰ってきたんじゃない？
Aちゃん」

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