僕らの心霊現象解決社

弍拾壱 やっと…(みゅーな) ページ21

千星視点

「いや着くの遅すぎ、俺。」

(運動神経悪いけど)そこそこ足速いと思うんだけど？
家遠いってことにしとこ。




だけど祓えないから大変だった
なんか途中で連絡が来て、怨霊を集めて、とか言ってたけどさ、俺特に何も出来なさそ。



ん、なんか数人居るな。

あれ、華…思い出せねぇ
下の名前は恋、だな。
恋が公園から出てきて何処かへ走っていく。




「よ、皆久しぶり。恋、どうしたんだ？」

全員黙ったまま。
どっちかというと唖然としてる感じか。




「はぁ…なんかあったんだろ？俺はあの計画にあんま貢献出来なさそうだからさ、恋追いかける。」

「いいだろ？俺より恋がいた方が効率がいい。追いかけてくんなよ！」

ま、いっか。
流石に息が上がってるんだが…

でも俺が居ても特に意味はない。
なら恋を追いかけて連れ戻すべき。



俺はそのような考えを廻らせ、恋を追いかけていった。

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