僕らの心霊現象解決社

弍拾弐 久々の仲間達(恋音-Rein-) ページ22

奏視点


ようやく公園についた時には
僕の体力の限界寸前だった。

とは言っても今僕がいる場所は公園から
少し離れた路地裏的なところなんだよね。


ちなみに今は息を整えてるところ。
ほら、折角の再開なんだし
明るく驚かせてやろうかなと思って。
まぁ、明るく接していい場面じゃないけど…


「ふぅ…さて、そろそろ行こうかな。
ん？あれって…」


僕が見たのは恋ちゃんを追いかけてる地星ちゃんだった。
声かけようかと思ったけど、
結構急いでたしやめておいた。

そろそろ驚かしに行こうかな。
お、丁度いいところに茶色の紙袋が！

これにちょいと穴を開けて頭に被れば…
じゃじゃーん！おばけもどきー！
(自分でもどきって言っていくスタイル)

じゃ、公園に入りますかー。

「やぁみんな久しぶりー！どう？驚いたー！？
ってあれ、なんか空気重い？」

そう言いながら、紙袋を外した。

結構な人数だけど、すごく静かだなぁ。


ん？あれって結界？
あ、もしかしてあそこに怨霊閉じ込めたのかな？

結界を覗いてみると優ちゃんが中にいた。

もしかして閉じこもっちゃった系かな？
それで皆結界からだす方法を考えてると…

無難に結界壊したりすればいいのになー。
まぁ、他の方法も考えてみるか。

「うーん…あ"ー！思いつかないー！」

こういう系は得意だと思ってたんだけどなー…
(ゲームの影響)

そうして頭を抱えて悩んでると声が聞こえた

？「あれ、何してるの？」

この子なら何かわかるかもと思い
話しかけることにした。

「ねぇねぇ、ちょっと質問なんだけどさー、
優ちゃんを結界から出す方法思いつかない？」

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