１話 ページ2
ある日の夜。
その日も中也は部下達と共に、任務に勤しんでいた。
貴「ハァ……今日の任務はこれで完了だな。後は死体処理係に任せるぞ。」
その時、
「あら？殺しでしか意味がない貴方が、なんで人に命令を出しているの？」
貴「！？」
中也が声のした方を向くと、其処には高価そうな服を着た女性が同じ服装の人を数人連れて立っていた。
部下達は誰だという風にどよめいていたが、ただ一人その人物に驚愕していた。
それは、
貴「なんで……貴方が…此処に」
中也だった。中也は酷くその人物に怯え震えていた。
まるで、幻を見ているかのような目を人物に向けていた。
女性はにこやかに笑うと、後ろの人達を自分の前に出した。
貴「ッ、手前等ァ逃げろ！！」
中也は急いで後ろにいた部下達に指示をした。
部下達は一瞬意味が分からないような顔をしたが、中也の焦る顔に事態の重さに気付き次々と逃げて行った。
その中の一人が最後に見た光景は、中也が異能で自分との間に物で壁を作る所だった。
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所変わって首領の部屋では、尾崎と森とエリスが会話をしていた。
その時、
バンッ！
大きな音を立てて中也の部下の一人が首領の部屋に駆け込んで来た。
尾「なんじゃ騒々しい。ノックの一つも出来ないのかえ。」
森「ちょ、尾崎君。此処私の部屋何だけど。」
部下「も、申し訳ありません。ですがッ、申し上げます！中原幹部が……中原幹部が突然奇襲して来た謎の集団と交戦し行方不明となりました！」
部下の言葉に部屋の空気は一気に冷え込んだ。
尾崎は眼を丸くしながら声を震わせた。
尾「如何云うことじゃ！中也が行方知れず！？」
部下「わ、我々は中原幹部の命令されたのですが……明らかに中原幹部のご様子が可笑しかった為、撤退せざるをお得ませんでした！」
部下の報告に尾崎は奥歯を噛み締めて怒りを鎮めた。
尾「如何するのじゃ？森殿。」
森「……表沙汰では死んだことにし、中也の捜索は秘密裏に行う。他の者達にもそう伝えておきなさい。」
部下「は、はいっ！」
部下は急いで首領の部屋を出て行った。
尾崎は森の命令に云いたい事があったが、森の顔が苦虫を噛み潰したようになっていたので何も云わなかった。
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むい - 素敵な作品をありがとうございます！リアルでお忙しい中、更新ありがとうございます。これからも頑張って下さい！応援しています。 (2019年3月22日 5時) (
レス) id: 89a3c53336 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎 - こんにちは！いつも楽しく読ませてもらってます！続編が出てとても嬉しいです♪そしてオチは、太宰さん！今後どの様に話が進むのか楽しみです！更新頑張って下さい！ (2018年5月29日 23時) (レス) id: 4f23ad6532 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲チョコ(プロフ) - 楽しみにしております！！作品面白くて大好きです！！ (2018年5月29日 21時) (レス) id: 7d0372d436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無気力ねこ | 作成日時：2018年5月28日 22時
