一色くんのうさぎ系彼女

くっつき10 ページ11

「！？」





肉は柔らかくご飯は梅風味でさっぱりとして食べやすい




ソースには赤ワインを使っていてコクが出ている





「まぁまぁ…？」





幸平「嫌、すげー旨そうに食ってたじゃん！！」




肉もご飯も完璧、けど…





「タレはもう少し工夫した方が良い、片栗粉でとろりとさせて、後は……焦がし醤油かな？」





田所と丼研の部長は目を見開き驚いていた





一方幸平創真は私の話を真剣に聞いていた





幸平「さんきゅーな、俺一人だとこのアイデアは思い付かなかったわ」





へらへらと笑いながらまた次の試作品を作っていく





そうして私はまだ帰れそうになかった









いよいよ食戟当日





私はさとくんと共に寮で畑の世話をしているが他の極星寮の人は全員幸平への応援へと向かった





畑の野菜を二人で収穫していたときさとくんが口を開く






一色「そういえば、昨日幸平くんの料理を味見したって言ってたよね」





そう、昨日は結局普段より帰るのが遅くなりさとくんに少し心配されたので真実を話した






さとくんは優しく微笑みどうだったと聞いてきた






「あの時はまだ試作品でソースが駄目だったけど、きっと改善してる」





私は少ししかアドバイスしていないけど、きっと大丈夫





だから今日は帰ってきたらまたお祭騒ぎの宴会が始まる




賑やかになる中で皆がはしゃぐんだ




さとくんも笑顔でいてくれる




極星寮はそんな場所だ

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