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高階は論文の末尾に誰の名前を書くか悩んでいた。そんな時、渡海と如月が来た。
「渡海先生。如月先生。どうして貴方達は佐伯教授だけには忠実なのですか？それだけ信頼してるってことですか？まぁ、いいでしょう。それで今回の要求は？幾らでも払うつもりですよ。」
「貸しといてやるよ。あんたにはいづれ金じゃないものを払ってもらう。」
二人は戻ろうとしたが仮眠室の前で止まった。
『信じてはいけない。佐伯正剛を…信じてはいけない。』
その言葉に目を開く高階。続けて渡海は行った。
「あの男は自分の身に危険を感じる時、平気で誰でも切り捨てる。それがたとえ長年の盟友であってもな。」
二人が仮眠室に戻って行ったのを見て高階呆然としていた。
そうしてもう１つの運命の日を迎えた。
日本外科ジャーナルのスナイプに関する論文の末尾を佐伯は探した。そして自分の名前を見つけたーーが、その後には西崎の名前もあった。呆気にとられている時に自室をノックされた。高階だ。
「申し訳ありませんが、ご理解ください。私への処遇はどう言ったものであれ受け止めます。では、失礼します。
手短に話した高階はすぐに出て行った。出てすぐに木下がいた。
「全てーー当初の計画通りですか？さすがですね？」
「これで論文は、私と西崎教授のものだ。これでもう、東城大に用はない。」
仮眠室で渡海と如月は日本外科ジャーナルを読んでいた。
「くっくっくっくっくっ…
『ふふふふふふふ…』
論文の末尾に書かれている名前をみて笑っていた。
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薫(プロフ) - ありがとうごさいます。 (2018年5月16日 7時) (
レス) id: 71d66e1f26 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 誤字があります！更新されました「P3」の最初の部分で「呑気に寝ている都会先生と…」の「都会先生」→『渡海先生』です！また「呑気死にている…」では無く『呑気にしている』では？確認後、訂正お願いします。 (2018年5月16日 4時) (レス) id: 8ae73065e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫 | 作成日時：2018年5月13日 22時
