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そうして運命の日を迎えた。
３人がオペ室に入ってきた。
『高階先生？お願いがあります。誰よりも小春ちゃんを見てきたあなたが第一助手になってください。』
「……わかりました。」
「では、これより新型スナイプによるオフポンプ僧帽弁手術を行う。」
「エコー」
『はい。』
「寄せて」
全員がモニターを見る。
「スナイプ挿入準備完了。新型スナイプ。」
『はい』
オペ中のモニターに全員目を凝らして見る。
「じゃあ、入れるよ。入った。変われ。カテーテル。」
『はい』
カテーテルの先端にスナイプの人工弁をつけているので出血を最小限にできる。
「まもなく右心房に到達します。右心房到達。渡海先生。突破のタイミングは私が伝えます。中核の穴が最も広がるタイミングで合図しますから。」
いつもより緊張感のただようオペ室。
「！いまだ！」
渡海はその合図で中核にカテーテルを差し込んだ。
「中核突破！左心房到達。僧帽弁到達渡海先生。」
渡海は高階を一度見てスナイプの引き金を引いた。
オペ室、モニター室、医局の全員がモニターに食いついた。
「人工弁、留置完了！人工弁正常に動いてます！」
それぞれがその言葉を聞いて喜ぶ
「後の作業は私が。」
高階が言った。渡海と如月はオペ室を出ようとすると止められた。
「渡海先生。如月先生。ありがとうございました。」
高階な言葉に渡海は振り向かなかったが、如月は振り向き、マスク越しだったか少し微笑んでいた。
二人がオペ室を出ると佐伯がいた。
「前に私に告げた言葉はお前達の本音か？」
黙る二人。
「東城大はこれからさらに大きくなる。余計な心配はせずお前達は私を支えればいい。私を信じろ。」
二人は黙ったままオペ室を出て行った。
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薫(プロフ) - ありがとうごさいます。 (2018年5月16日 7時) (
レス) id: 71d66e1f26 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 誤字があります！更新されました「P3」の最初の部分で「呑気に寝ている都会先生と…」の「都会先生」→『渡海先生』です！また「呑気死にている…」では無く『呑気にしている』では？確認後、訂正お願いします。 (2018年5月16日 4時) (レス) id: 8ae73065e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫 | 作成日時：2018年5月13日 22時
