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聡side
聡「、、はぁ、」
朝から、いつもより気分がすぐれないな、っていうのはわかってた。
でも、仕事を休んで周りの人に迷惑をかけるのが嫌で無理やり重たい体を引きずって来た結果がこれ。
聡「結局、迷惑かけてんじゃん、、。」
トイレにいても苦しいのは変わりなくて、戻ってスタッフさんに水でももらおうと思ってたのに、歩いてた途中、体が思うように動かなくなって廊下に崩れ込んでしまった。
あーもう、バカだ俺。何やってんだろ、
ももか「聡くん！」
心配そうな顔をしたももかちゃんが少し離れた方から走ってくる。
聡「ももかちゃん、ごめん、、俺、」
ももか「ちょっと、失礼します。」
細くて綺麗な手を俺の額に当てる。
少しだけひんやりして、気持ちいい。
ももか「ひどい熱、、マネージャーさんに連絡しますね。携帯貸してください。」
聡「え、」
ももか「こんなに苦しそうにしてるのに撮影に出れるわけないじゃないですか。今日はもう帰って寝てください、」
聡「でも、、」
ももか「いいから！これ以上無理すると死んじゃいます。」
それはちょっと大袈裟だよ、、笑
なんて突っ込む気力もないから本当に限界なんだと思う。
ポケットから携帯を出してももかちゃんに渡す。
ももか「もしもし、松島聡さんのマネージャーさんですか？私、、、」
淡々と話す彼女が目の前に映る。
年下なのに、本当にしっかりしてる。
ももか「、、、はい、よろしくお願いします。失礼します。」
電話を切って俺に渡した後、
今度は自分の携帯で誰かにかける。
ももか「あ、もしもし？Aちゃん？ごめんね、撮影始まってるよね。聡くん見つかったよ。結構熱があるからマネージャーさんの迎えを待って、今日はもう帰ってもらうことにしたの。うん、そのほうがいいと思って。監督にもそう伝えておいて？ありがとう、マネージャーさんがきたら私もすぐにそっちに戻るから、じゃあ。」
聡「ごめん、、ありがとう。」
ももか「謝らないでください。こんな時もありますから。さっきそこに自販機があったのでお水買ってきますね、」
聡「うん、ありがとう、、」
きっと、七瀬さんも、もちろん勝利も、みんな心配してんだろうな。
次あったら謝らなきゃ。
体調管理しっかりしてたつもりだったのに。
聡「、、ダサすぎ、」
視界が霞むのはきっと、体調のせいで今の俺がちょっと弱ってるから。
そう思いたい。
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komarina(プロフ) - arryさん» 読者として楽しみにしてます！お互い頑張りましょうね！ (2018年9月2日 2時) (
レス) id: 7fa7dbe795 (このIDを非表示/違反報告)
komarina(プロフ) - クンミンさん» はい！素敵な作品で、大好きです！クンミンさん、私も以前お見かけしたかも、、？これからどんどんいろんな登場人物の心情が変わって行きます！お楽しみに〜！ (2018年9月2日 2時) (レス) id: 7fa7dbe795 (このIDを非表示/違反報告)
komarina(プロフ) - みのさん» 夢主は他人のことに関してはほっとけないタイプの女の子なんです、、笑 (2018年9月2日 2時) (レス) id: 7fa7dbe795 (このIDを非表示/違反報告)
arry(プロフ) - 夢紅さん、私も好きなんです。２作品とも読んでいて、泣き跡は特に感情の描写が本当に読み手の心にすっと入ってくるので、泣けますよね。私の小説、私もまだどうなるかは分からないんですけど(作者としてどうなのか、)長編になりそうな予感です。ありがとうございます。 (2018年8月18日 23時) (レス) id: 8313255bb5 (このIDを非表示/違反報告)
クンミン(プロフ) - 素敵な作品が多いですよね。泣き跡も大好き。komarinaさんも読まれてたんですね。コメント欄でお見かけしたかも？七瀬ちゃんに気付いたかも知れない聡ちゃんとのこれからに目が離せないです。 (2018年8月18日 22時) (レス) id: 1f2e7aa42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：komarina | 作成日時：2018年6月29日 12時
