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ク「君たちに頼みたいことがあって来ました。
立ち話もなんですから、中へ。」
『(それ、普通は監督生の言うセリフ…)』
監「そうですね。」
in オンボロ寮･談話室
グ「つーか、何だよ頼みごとって！
オレ様たちはもう雑用係じゃねーんだゾ！」
ク「おや？私は君たちの衣食住をタダで保証する
なんて一言も言ってませんが？
労働とは美しいものですねぇ？グリムくん？」
監「お、脅しだ…」
『(いやその前に監督生を異世界からこの学園に
連れてきたのって確か学園長じゃ…)』
ク「アパティアくん？何か言いたいことでも？」
『…何でもないです。』
ク「コホン。では改めて本題に入ります。
実は最近、学園内で不審な事故による怪我人が続出していまして…それについての調査をお願いしたいのです。」
グ「怪我人〜？」
『(めんどくさそう…)』
ク「ええ。階段からの転落や、熱湯による火傷など…
原因はさまざまですが、ここ数日で急に保健室の
利用者が増えたんです」
監「ほうほう…」
グ「昨日も階段からの転落事故があり、
これで怪我人は10人目。
誰も重傷には至っていないのが救いなのですが…」
グ「ただのおっちょこちょいなんじゃねぇのかぁ？」
グ「マジカルシフト大会が近づくと学園全体が
浮きつくのは確かです。
それにしても、例年に比べて怪我人が多すぎる。
しかも怪我をした全員が今年の大会の選抜メンバーに選ばれると注目されていた生徒ばかりなんです。」
グ「ほぉ〜ん？」
監「つまり…ただの事故じゃない？」
ク「キミ、名推理です。
ただ、事件とするには証拠が何もない。
全ての事故は人の目があるところで起きていて、
しかも目撃者は口を揃えてこう言うんです。
“本人の不注意にしか見えなかった”…と。」
グ「じゃあソイツらがドジってことなんだゾ！
はい、解決ぅ〜」
『解決ー』
監「雑っ！？」
ク「おやおや、グリムくんにアパティアくんは随分と
投げやりですねぇ。」
グ「だってオレ様には関係ねーんだゾ！
…どうせマジフトにはでられねーし？」
『(まだそのこと引きずってたんだな…)』
グ「だから！大会がどうなろうとオレ様は知った
こっちゃねーんだゾ！
ペッペッ！」
監「こら！グリム！汚いでしょ！」
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(名前)(プロフ) - てえてえ。さん» はわわわ…！なんて嬉しいお言葉…！応援もありがとうございます！更新も頑張りますね！ (2021年7月25日 23時) (
レス) id: efd7538da1 (このIDを非表示/違反報告)
てえてえ。 - この作品ホントに大好きです！更新頑張ってください！ (2021年7月25日 20時) (レス) id: 306f53c7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：力持ちクマさん(っ´ω`c) | 作成日時：2021年7月19日 7時
