標的328 そうして、冒頭に戻るわけである ページ48
その顔は酷く真剣で、言葉は重く。
重たい曇天の様な空気が立ち込めた
なんとも言えない表情をし、如何にも喰えないという顔つき。
青の瞳は何処か遠くを見つめ、軽いのに重い。
暫くの曇の様な沈黙が流れると、
ツナは「そんな…」と切り出そうとした
その時だ
ステラ 「なんちって〜！！どう？緊張解れた？いやぁ、なんだか不安そうだったからさ！……って、あれ？」
手をぱっと広げ、陽気に笑ってみせるその姿。
このおちゃらけた態度。
誰もが思った。
コイツ、本当に月の9代目なんだろうな？
ステラは全員のシラケた上に冷めた表情に、「あれ？っと、え？」なんて目を点にさせ狼狽えている。
リボーン 「ステラ、言いてェ事はそれだけか？」
カチャリと耳に届くのは拳銃の構える音
ステラ 「わわ、待って待って、冗談冗談!!!!」
リボーン 「だったらさっさと戦ってこい！」
ゲシッと蹴りを喰らわせられるステラ
臀部に直撃した様で、ステラは「超痛いんですけど」と目に小さく雫の残しながら呟く
獄寺はその光景に「なんか…やっぱリボーンさんには誰も敵わないんすね」と零す
ツナはその言葉に「う、うん…」と同意の意で頷いた
ステラ 「僕だって、準備があるんだよ…この服は仕事用だから着替えなきゃいけないし…って、あれ、嘘」
臀部を摩りながら立ち上がるステラが、急に自分の身の回りを
キョロキョロと探し始めた
「可笑しいな…」と声を漏らす姿は明らかに焦っている
ディーノ 「どうかしたのか…？」
ステラ 「いや…その、僕のスーツが入った鞄を忘れちゃったみたいで」
いやぁ、失敬と笑うステラに対し他の面子はもはや突っ込んだり意外性に驚くことを辞めた。
この人はこういう人なんだと割り切る事にした訳だ。
ディーノがすかさず、｢スーツなら、キャバッローネから貸し出せるが？｣と述べる
すると、ステラは眉尻を下げながら申し訳なさそうに
ステラ ｢それが、戦闘用の特殊加工をされていてね……あ、ヴァリアーさんの所ってそういううスーツ持ってたりしないかな｣
突飛な発言をすると、誰もが思考回路を整理し止める前に行動に起こすステラ
ツナがハッとし、1番にストップをかけようとするも時すでに遅し。
妹の名を呼び、大きな声で、
ステラ ｢スーツ持ってないー？？｣
敵に好意的に声をかけるなんて、この男どういう図太い神経なんだ。
そうして、冒頭に戻るわけである。
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サルモネラ菌(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます！ひぇ、恐れ多い；；；とても嬉しい言葉ありがとうございます！！；；うっかりすみません…！自分から宣伝しておいてURLを貼り忘れていたとは…またリボーンとはジャンルが違うのですが、貼っておくので遊びに来ていただけると嬉しいです (2017年8月16日 18時) (
レス) id: 53f6bb311a (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 夢主ちゃん可愛いですね…！お話も絵も上手いって、凄いです！あ、それから、フォレストページ(でしたっけ？)そこで書いている作者名は何か教えてもらってもいいですか？そこの作品も読みたいので！これからも頑張ってください！ (2017年8月16日 0時) (レス) id: 506548374d (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - マリアさん» (続きです)これからは、細かい時間を見つけ更新できる様心がけます！今後の話の展開にご期待いただけるとありがたいです (2017年7月12日 17時) (レス) id: fada5d1e48 (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - マリアさん» コメントありがとうどざいます。中々忙しく、時期によっては日を大きく空けてしまう日が出て来ますが、更新を辞めてしまうという事はありません。なるべく、日が開いても一ヶ月以内には更新をする様にしていますが、この度は待たせてしまい申し訳ございません… (2017年7月12日 17時) (レス) id: fada5d1e48 (このIDを非表示/違反報告)
マリア - そろそろ更新してほしいです。お願いします。 (2017年7月11日 22時) (レス) id: 07cd81f65c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サルモネラ菌 | 作成日時：2016年10月31日 7時
