標的330 月を蝕む ページ40
不敵な笑みを浮かべ述べたステラ
深い闇を解き放った様な、底知れない威圧
体の隅から隅を見透かす様な、調べ上げる様な異様な殺気がこの場を支配する
ツナ 「なんか…凄い変な感じがする…」
ツナが本能的に言葉を発した
その言葉にリボーンが反応してみせると、見ればツナの顔色が心なしか悪い様にも感じられる
それはツナだけでなく、他の者も感じていた様で
慣れていない山本や、獄寺、了平は気分が悪そうだった
コロネロがリボーンへと緊迫した表情で言葉を放った
コロネロ 「アイツ…相当強いぜ、コラ」
リボーンはその言葉に「…あぁ」とだけ返した
分かっている。
これが、ステラという男の強さを象徴した様なオーラだと
強い者というのは、空気そして纏った匂いとオーラで大概はわかる
人間というのは、体のどこかに『野生』としての性を残しており、肉食動物が自分より強い者を戦わずとも察する様に、それを本能的に感じ取る
シャマル 「なんつーか…とんでもなく禍々しい殺気だしやがるな…あの馬鹿の兄がどういう奴なのか薄々気づいてはいたが、あそこまでとはな…」
シャマルは昔Aの家庭教師を任されていた
ただの養子じゃないというのは、任される前に9代目から少しばかり聞かされていたのは事実だ。
とは言え、内容としてはボンゴレ内でも機密にされてきた事。
『あの子はね、“ーーー”になるために生まれてきた家系の子なんだ。君も知らない訳じゃないだろう。“月蝕事件”を。』
シャマルがAの正体を気づいたのはその時だった。
あとは自分の解釈通りだ。と最後に述べられた会話がAに関して渡された情報の最後。
そして、今。
兄の突然の出現にシャマルは全てを理解した
シャマルがリボーンのみに聞こえる様小さく呟く
シャマル 「…お前、正直何処まで知ってんだ。」
リボーン 「少なくともテメェと知ってる内容は同じだ。…知らなかったのは、ステラが生きてたっつー事だな。月の9代目は永久欠番だと思っていた」
シャマルは、煙草を口に咥えジッポで火をつける
ふぅ、と空気に紫煙を吐き出し呟いた
シャマル 「なるほど、俺もだ」
お互いそれでも、全てが分かったわけではない
Aが分からない事の半分以上は予想が付いていた。
ただ幾つか分からない事がある。
ステラが何故身を隠さなければいけなかったのか。
何故、Aがヴァリアーに入る事を9代目が決断したのか。
そしてーーーー。
“月蝕事件”の真実。
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サルモネラ菌(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます！ひぇ、恐れ多い；；；とても嬉しい言葉ありがとうございます！！；；うっかりすみません…！自分から宣伝しておいてURLを貼り忘れていたとは…またリボーンとはジャンルが違うのですが、貼っておくので遊びに来ていただけると嬉しいです (2017年8月16日 18時) (
レス) id: 53f6bb311a (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 夢主ちゃん可愛いですね…！お話も絵も上手いって、凄いです！あ、それから、フォレストページ(でしたっけ？)そこで書いている作者名は何か教えてもらってもいいですか？そこの作品も読みたいので！これからも頑張ってください！ (2017年8月16日 0時) (レス) id: 506548374d (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - マリアさん» (続きです)これからは、細かい時間を見つけ更新できる様心がけます！今後の話の展開にご期待いただけるとありがたいです (2017年7月12日 17時) (レス) id: fada5d1e48 (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - マリアさん» コメントありがとうどざいます。中々忙しく、時期によっては日を大きく空けてしまう日が出て来ますが、更新を辞めてしまうという事はありません。なるべく、日が開いても一ヶ月以内には更新をする様にしていますが、この度は待たせてしまい申し訳ございません… (2017年7月12日 17時) (レス) id: fada5d1e48 (このIDを非表示/違反報告)
マリア - そろそろ更新してほしいです。お願いします。 (2017年7月11日 22時) (レス) id: 07cd81f65c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サルモネラ菌 | 作成日時：2016年10月31日 7時
