標的313 気になるのも無理ない ページ21
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昼を過ぎ、時刻は15時へと近づいていた
争奪戦中とは言っても、ここへ来ていない幹部クラスよりも下の部下は全員任務へと向かっている
そのせいで、XANXUSの仕事は特に以前と変わらず減ることは無かった
もう、かれこれ5時間は椅子に座り直しては印鑑を打ち、報告書へと目を通しの繰り返し
流石に、というかXANXUSだからなのだが、苛立ちが収まらない
それに、朝から引っかかっている事があるーー。
妙だな...。
報告書に印鑑を押し付けながら、心中呟いた
と、同時。
タイミング良く｢う゛お゛ぉい！！入るぜェ゛｣と騒がしい声と共に扉を開け入るスクアーロ
その姿を視界に捉えた途端、XANXUSは素晴らしいとも言える速度でスクアーロに向かい飲みかけのグラスを投げつけた
何時も通り見事にスクアーロへと吸い込まれるようクリーンヒット
スクアーロ ｢テッメェ゛...！！一々人に物投げつけんじゃねェ゛！！｣
XANXUS ｢ハッ、ノックを覚えねェテメェの頭が悪ィ｣
鼻で笑い返すXANXUS
途端にスクアーロとの間に凶悪な空気が流れ始めるスクアーロが嫌味ったらしく口を開いた
スクアーロ ｢事務係がクレーム言ってたぜェ...大量に割れるグラスの数は何とかならないのかって｣
その言葉にXANXUSは目を細める
勝った...！と内心大歓喜しているスクアーロ
だが、勿論そうはいかない
XANXUS ｢だったらテメェが受け止めれば良い話だ。分かったら報告書置いてとっとと出ろ。｣
カッチーンと頭に響く
が、やはりXANXUSに勝てるはずがなかったのだ
スクアーロは出したい言葉を無理やり飲み込む
チッと最後の抵抗気分で舌打ちのみを発し、無造作にXANXUSのデスクへと報告書を置くと、踵を返す
スクアーロが扉に手をかけた途端だったーー
XANXUS ｢カス鮫｣
XANXUSが低く声をかける
｢あ゛？｣と返事をして振り返れば、XANXUSは報告書に目を向けたままスクアーロには目を向けず口を開いた
XANXUS ｢朝から見ねェが...あの馬鹿...何処に行った...？｣
全く気にかけていないような素振りと声音だが、本当は1番気にしているのだろう
スクアーロは悟る
スクアーロ ｢気になるのかァ？｣
XANXUS ｢違ェ。｣
素直じゃねェな、コイツ。
世話の焼ける2人にスクアーロは肩を落とし、ため息を漏らした
スクアーロ ｢スパーリングルームに早朝から篭ってるぜェ。...今日の対戦が不安なんだろうな。まァ、見に行けば居ると思うぜェ｣
それのみを言い残し、部屋を去った
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サルモネラ菌(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます！ひぇ、恐れ多い；；；とても嬉しい言葉ありがとうございます！！；；うっかりすみません…！自分から宣伝しておいてURLを貼り忘れていたとは…またリボーンとはジャンルが違うのですが、貼っておくので遊びに来ていただけると嬉しいです (2017年8月16日 18時) (
レス) id: 53f6bb311a (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 夢主ちゃん可愛いですね…！お話も絵も上手いって、凄いです！あ、それから、フォレストページ(でしたっけ？)そこで書いている作者名は何か教えてもらってもいいですか？そこの作品も読みたいので！これからも頑張ってください！ (2017年8月16日 0時) (レス) id: 506548374d (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - マリアさん» (続きです)これからは、細かい時間を見つけ更新できる様心がけます！今後の話の展開にご期待いただけるとありがたいです (2017年7月12日 17時) (レス) id: fada5d1e48 (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - マリアさん» コメントありがとうどざいます。中々忙しく、時期によっては日を大きく空けてしまう日が出て来ますが、更新を辞めてしまうという事はありません。なるべく、日が開いても一ヶ月以内には更新をする様にしていますが、この度は待たせてしまい申し訳ございません… (2017年7月12日 17時) (レス) id: fada5d1e48 (このIDを非表示/違反報告)
マリア - そろそろ更新してほしいです。お願いします。 (2017年7月11日 22時) (レス) id: 07cd81f65c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サルモネラ菌 | 作成日時：2016年10月31日 7時
