標的141 生半可 ページ27
貴方 「同じ年齢…か…」
Aは呟くようにそう吐きながら学校へと向かう道を歩いた
実年齢15歳。
Aは任務の為に年齢詐称をしている
あんな罪の無い笑顔で言われてしまうと途端に罪悪感が湧いてしまう
ダメだ。
相手とは一線を引かなければ…
首を振りAは思いを無理矢理断ち切った
これは任務なんだから、相手に情が写ってしまうと結論ヴァリアーを裏切る事になるかもしれない
自分は言ったのだ。
『僕はボスが何をしようが黙ってついていこう』
生半可な気持ちで言ったのではない
それにこの任務を辞めてしまえば『ボスの本心』が分からないままだ
Aは少しだけ深呼吸をし、息を吐くと「よし！」と自分に喝をいれ学校へと向かう道を早足に進んだ
・
・
・
貴方 「……よし。」
辺りをキョロキョロと用心深く確認すると、Aは学校裏から入る事に成功した
何故正門から入らないかと言うと、昨日Aは風紀委員長『雲雀恭弥』から闘争を図った
正門には何名かの風紀委員が立っている
見つかれば雲雀のもとへ意地でも連れていかれる可能性だってある
朝からそんなのは御免だし、大体目立ってはいけないのだ
後の休み時間は全部見つからないよう逃走をしておけば問題ない
自分の完璧な計画にAは「フフ……流石僕」と笑さえ漏らす
貴方 「大体、僕に指図をするなど10000年早いのだ！」
Aは高笑いをし鞄を持ち直すと、校舎へと向かおうと足を1歩動かそうとした
するとーーー
「その10000年。１日に縮めてあげるよ」
貴方 「うっ……」
後ろから肩をガシリ、と掴まれる
とてつもなく聞き覚えがある声にAは口元がヒクヒクと動いた
まるで壊れたブリキのおもちゃのように首を動かし振り返る
「遅い。」
貴方 「ゔっ」
片手で、両頬を掴まれグルリっと振り向かせられる
そんな馬鹿な。
目の前には恐れていた男
Aはごくりっと生唾を呑んだ
雲雀恭弥だ。
Aは急に我に返り、声をどもらせながら「な、何をするのだ！！離せ！！」と雲雀の手を振り払い、何時でも動けるよう一定の距離を保つ
Aは「何のつもりだ」といった感じで雲雀をギリッと睨んだ
雲雀 「僕が睨まれる覚え。無いけど？」
雲雀は呆れたように腕を組みながら言った
Aはそれに対して、「いやある！！」とビシリッと人差し指を突きつけた
貴方 「僕が何故此処に来ることが分かった！僕を探してどうするつもりだ！！」
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レナ(プロフ) - 当たり前です！w (2016年1月10日 15時) (
レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - レナさん» あけましておめでとうございます〜！！！こちらこそ今年も小説共々よろしくお願いします！！ (2016年1月7日 20時) (レス) id: cf58a41f0e (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします (2016年1月3日 8時) (レス) id: f616076e22 (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - (´ぅω・｀)ﾈﾑｲさん» ご指摘ありがとうございます！お手数お掛けしますが、どの話でしょうか、、、 (2015年11月30日 9時) (レス) id: cf58a41f0e (このIDを非表示/違反報告)
(´ぅω・｀)ﾈﾑｲ - 並森じゃなくて並盛ですよ (2015年11月20日 4時) (レス) id: c8e96e2c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サルモネラ菌 x他1人 | 作成日時：2015年6月7日 8時
