標的133 六道 ページ18
シャマル ｢表向きは異国見学かもしれねェが、お前何しにきたわけ？｣
貴方 ｢はは、は、えっと……｣
いや、それはー…とはぐらかすように頬をかくとシャマルは｢はァ、お前ねェ｣とため息をついた
シャマル ｢今二人っきりだから言うけどよ、ヴァリアーに居て異国見学で済まされるわけねェだろ。さっきみたいな、“お前より一つ年齢が下”の相手なら誤魔化せるが、俺は裏社会にどっぷり浸かった35歳だぞ｣
Aはそう言われ萎縮する
シャマル ｢それに、お前15だろ。態々14歳の中に紛れ込んでるっつーのが普通に考えて可笑しい。｣
そう言われると、Aは吹っ切れたように｢だぁぁもう！！｣と机をバンッと叩くと
貴方 ｢わかったわかった！！任務だよ。任務。詳細は営業機密で言えませんがね！！｣
ニヤ、と笑い最後を強調しいった
シャマル ｢へー｣
貴方 ｢聞いたくせにドライだな｣
シャマルは頬杖をつきながら、アイスコーヒーに口をつけた
シャマル ｢いやまァ、マフィアの仕事なんてロクなもんじゃねェからな…危ない仕事なのか？｣
貴方 ｢今のところは全く。｣
シャマルは｢へェ｣と言った
シャマル ｢あ、そうだそうだ｣
すると、シャマルは白いジャケットの裏から新聞のようなものを取り出した
貴方 ｢英字？｣
シャマル ｢マフィア専門のな｣
Aは｢ほう｣と呟いた
シャマルはページをパラパラと、捲ると、とあるページで手を止め｢ここ、見てみろ｣と、トントンと指でそれを叩く
Aは身を乗り出しみるとーー
息を呑んだ
戦慄したといっても過言ではない
体中の血の気がスゥ…っと引いていくのが分かる
記事のとある面を飾っていたその写真と文
“ヴィンディチェの牢獄から脱獄囚”
ーー主犯格は
貴方 ｢六道………骸…｣
・
・
・
貴方 ｢悪かったな。色々してもらって｣
帰り際の玄関の前でいう
シャマルはこちらに振り向いて｢何言ってんだよ、仕事だよ仕事｣といったが、Aは実は優しさだということを知っている
Aはクスリと笑いながら｢すまない、そうだったかな｣と冗談混じりで返した
今のAには反論する気力もない
突然の報告に驚かずにはいられなかったからだ
それにーー
奴は牢獄に今まで居たのか…
と、思うと最近自分の夢に出てこなかったのは脱獄したから…ということになる
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レナ(プロフ) - 当たり前です！w (2016年1月10日 15時) (
レス) id: 518b96fd0d (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - レナさん» あけましておめでとうございます〜！！！こちらこそ今年も小説共々よろしくお願いします！！ (2016年1月7日 20時) (レス) id: cf58a41f0e (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします (2016年1月3日 8時) (レス) id: f616076e22 (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - (´ぅω・｀)ﾈﾑｲさん» ご指摘ありがとうございます！お手数お掛けしますが、どの話でしょうか、、、 (2015年11月30日 9時) (レス) id: cf58a41f0e (このIDを非表示/違反報告)
(´ぅω・｀)ﾈﾑｲ - 並森じゃなくて並盛ですよ (2015年11月20日 4時) (レス) id: c8e96e2c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サルモネラ菌 x他1人 | 作成日時：2015年6月7日 8時
