標的85 ちなみに ページ6
しょうがなく宥めてやると、Aは潔く手を離した
やっと、開放された体から熱が抜けていく
やはり子供の体温は熱い
15歳でも餓鬼は餓鬼だ
再度Aに「耳を貸せ」と穴を開けた方に言うと、Aは直ぐに耳を傾けた
話し合いにより左耳には穴は開けず片方だけ付けることになった
なんでも、「もうあの痛さは嫌だ」とのこと
XANXUSは引き出しから小さな箱を取り出しAに「開けてみろ」と命じる
貴方 「ビックリ箱とかだったら怒るからな」
悪態をつきながらもパカリと箱を開ける
箱の中身を目の当たりにし、思わず感嘆の声が漏れた
ゴシック調の花形の金具の真ん中に大きな深紅の宝石が埋め込まれたピアスだ
XANXUS 「赤なら似合うだろ」
そう言ってやると、Aは箱から取り出し「つけろ、つけろ」とニヤニヤと堪え切れない笑みを浮かべながらXANXUSにせがむ
XANXUSは「顔にアホが染み出てるぞ」と軽く笑いながらAの耳にピアスをつける
貴方 「染み出てない！！」
XANXUS 「ハッ……さァな…付け終わったぞ」
耳から手を離すと、Aはその耳とピアスに触れた
付けたことを再度確認すると、XANXUSの膝から飛び降り「自慢してくる！」と言いながらスキップで出口まで向かっていく
XANXUSは椅子にふんぞり返る
こちらもご満悦のようだ
すると、何かを思い出したように「おい」とXANXUSがAを呼び止めた
Aは「ん？なんだ？」と振り返る
XANXUS 「言い忘れたが、テメェに初任務だ。」
その後の言葉にAは衝撃を覚えた
初任務がーー
まさかのーー
XANXUS 「日本に経て。」
貴方 「それを普通言い忘れるかァっ！？」
Aの渾身のツッコミがヴァリアー城内に炸裂したのは言うまでもないーー
初任務内容
・次期ボンゴレ10代目候補の監視及び潜入捜査
貴方 「しかも潜入捜査だとォォォォォ！！？？」
AはXANXUSの目の前で、思わず任務内容の紙を引き裂いた
もう既にAの今後が心配だ。
XANXUSは呆れ心底思った
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時雨(プロフ) - えっ、ちょ、サルモネラ菌さんマジ神!!文才ありすぎ！マジ尊敬です！人間国宝です！永遠です!!!← (2017年1月15日 21時) (
レス) id: c6b79d49da (このIDを非表示/違反報告)
顔面クラッカー - とても面白いです！絵のクオリティ高いっすね (2016年11月6日 10時) (レス) id: fc063372f6 (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - みずにゃんさん» ありがたいことです！、が、すみません、仕方なく時系列で...という事なのでご理解頂けると誠にありがたいです。確かに、ニードルの表記に変えた方が得策かもしれませんね^^*ご指摘ありがとうございました (2016年2月9日 22時) (レス) id: cf58a41f0e (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - みずにゃんさん» 今回は早々に、普通では有り得ないことですが抜かさせていた頂きました。混乱を招いてしまったようで申し訳ございません...。ですが、「あァ...このシーンを見てやっぱり指摘してくれる方も居るのか...しっかり読んでてくれてありがたい」と心から思いました^^* (2016年2月9日 22時) (レス) id: cf58a41f0e (このIDを非表示/違反報告)
サルモネラ菌(プロフ) - みずにゃんさん» コメントありがとうございます！やはり、そういうコメントが何時か来るのでは...と思っていたのですが、小説と話の進み方の影響で少し嘘、という言い方とは少し違いますが時系列の問題で早くピアスをつけるシーンをつくらなくてはいけなかった為、 (2016年2月9日 22時) (レス) id: cf58a41f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サルモネラ菌 x他2人 | 作成日時：2015年1月3日 0時
