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斑な気配 ページ37

Aは監視対象である炭治郎に本性を知られるわけにはいかないので、一般人にもあの態度をとっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜Aside〜

「ここで里子さんは消えたんだ。

信じて貰えないかもしれないが……」

「信じます!信じますよ!!信じる!!!」

地面に身体を伏せ、匂いを嗅ぐ竈門さん。

「安心していいわよ。

私たちそのために来たんだし」

私も目を閉じ、周囲の気配を探る。

…おそらく和己さんには私たちが何をしているのか分からないでしょうね……

嗅覚の優れた竈門さんは匂いで鬼を探し、所謂第六感というものが優れた私は気配で鬼を探っている。

前回の任務で、気配がどうのこうの言っていたと思うが、アレがこの第六感である。

……にしても………

「…気配が(まだら)……これは異能の鬼ね。

ただの雑魚鬼じゃないみたい」

ただの雑魚鬼なら一直線に気配が辿れる。

だがこの鬼は、一体の鬼が分裂したかのように壁や地面に斑に気配が残っていた。

…いや、実際分裂してるんでしょうね。

基本、気配が全く同じの鬼というものは存在しないし、一体だけならこんな気配の残り方はしないはずだから。

「やっぱり斑だよな…」

匂いも同じような感じだったみたいですね。


「……!!!」

突然、竈門さんが走り出した。

鬼の気配が急に強くなったからだ。

姿を現したか……!

「どうしたんだ急に!」

走る竈門さんに和己さんが声を掛ける。

「匂いが濃くなった!!鬼が現れてる!」

「炭治郎、先に行って!

私はこの人を護衛しながらそっちに行くわ!」

「分かった!」

屋根の上に跳躍して乗り、鬼の元へ駆けていく竈門さん。

「あ、アンタも鬼殺隊なんだろ?

俺なんかに構ってないで先に行った方がいいんじゃ……」

あら、この方鬼殺隊をご存知なんですね。

「馬鹿ね。こんなところに一般市民放っておいて、もし鬼に襲われたらどうすんのよ」

「…アンタ、良い人なのか悪い人なのか分からないな…」

「あら、私は悪い人よ?」

「……そうか」

自分で言うのか、という顔だ。

…自分から主張するのは大事ですよ。

沼の鬼→←五感の優れた合格者



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こくらげ(プロフ) - 柚餅子椿さん» こちらこそありがとうございます!お待ちしてます〜 (2019年12月3日 22時) (レス) id: 1529cffae1 (このIDを非表示/違反報告)
柚餅子椿(プロフ) - ありがとうございます!はい、描けたらURLを貼らせていただきます…! (2019年12月3日 22時) (レス) id: 8588a4cb1f (このIDを非表示/違反報告)
こくらげ(プロフ) - 柚餅子椿さん» 全然大丈夫です!むしろこちらからお願いしたいくらいですから、とても嬉しいです!描けましたらコメント欄にURLを貼っていただければ幸いです! (2019年12月3日 16時) (レス) id: 1529cffae1 (このIDを非表示/違反報告)
柚餅子椿(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します!いつもお話楽しく読ませていただいおります!質問なのですが、夢主さん描かせていただきたいのですが大丈夫でしょうか…? (2019年12月3日 16時) (レス) id: 8588a4cb1f (このIDを非表示/違反報告)
こくらげ(プロフ) - こーりさん» いつもコメントをくださってありがとうございます!更新頑張ります! (2019年11月27日 19時) (レス) id: 1529cffae1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こくらげ | 作成日時:2019年10月8日 23時

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