悪役の善人 其ノ壱【※裏切り】

しのぶの思考 ページ24

今回はお騒がせしてしまい、申し訳ありませんでした。
これからはいつも通り更新していきたいと思います。

ごたごたしてすぐに反応できませんでしたが、殿堂入りありがとうございます！！！
皆様のコメントやお気に入り登録や評価は、私の創作意欲の力となっています！
コメント全てに返信しきれなかったりもしますが、全て目を通しています。
これからもよろしくお願いします！
それでは本編どうぞ！
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〜しのぶside〜

……優しかった頃の白城さん。

誰にでも分け隔てなく、仲良く。

そして何より礼儀正しい。

そんな人でした。

………思い返してみれば、白城さんが変わったのは、美幸さんが来てから。


『黒城美幸です！今日から柱としてよろしくお願いしますっ！』

『白城Aです。毎回お世話になっています』

『何だ、お前ら知り合いなのか？』

『ええ、白城家と黒城家は昔から“縁”がありますので』

『そうなんです！“また”よろしくお願いしますね！』


白城さんも美幸さんも貴族の出で、屋敷が鬼に襲われた事をきっかけに鬼殺隊に入ったと言っていました。

そういえば、美幸さんは鬼に復讐をするために入ったと言っていましたが、その瞳の中に、復讐より強い、違う理由が燃えているのを見た事を思い出しました。

もしかして、白城さんを……

…………？

………私、どうして美幸さんを疑っているのでしょう？

白城さんは変わったんです。

昔とは比べ物にならない程に。


……駄目ですね。

変わったのだと思い込もうとしても、原因を美幸さんだと思ってしまう。

白城さんが変わったのは何故？

変わる原因になったのは何？

一度考え出すと、止めようとしても止まらない。

私の脳が、まだ考えろと指令を出すのだ。

………私は、どうするのが正しいのでしょうか……？

毎回適当にあしらってしまっていますが、一度、きちんと話し合った方が良いのかもしれませんね……

“さっきの言葉”も気になりますし…

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